立憲・田島麻衣子氏がNHK報道を批判「議運委員長が何度もブロックした野党質問をスルー、政権の広報機関となってないか」→質問ブロックの事実なし

政治・社会



 立憲民主党の田島麻衣子参議院議員は7日、安倍元総理の国葬に関する閉会中審査で山口俊一議院運営委員長が何度も野党議員の質問をブロックしたとして、その質問部分を報じないNHKを「政権の広報機関となってはいないか」とツイッターで批判した。


議題から外れた質問を注意されただけ

 これまで立憲民主党などの野党は、安倍元総理の国葬について国会での説明を求めてきた。この日の議院運営委員会も、国葬決定に至る経緯や予算などに関することを議題として開かれた。このことは与野党の理事が合意していたが、質疑が始まると野党議員から国葬とは関係のない旧統一教会の問題に関する質問が相次いだため、山口委員長から繰り返し注意が行われた。

 田島氏がこのことを知らなかったのか、知ったうえで批判しているのかは不明だが、少なくともNHKには本筋から外れた質疑を取り上げる義務はない。また山口委員長は「議題ではないので答弁の必要はない」と岸田総理に伝えていたが、岸田総理は自ら手を挙げて答弁はしている。山口委員長が質問をブロックしたという事実はなく、質問が終わったあとに議題に沿うよう注意しただけだ。

 国葬にかかる費用などの話題よりも、旧統一教会問題の方が有権者にアピールできると思って議題外のことを質問してるのだろうが、明らかにNHKの生中継を意識したパフォーマンスだ。
 本来、議院運営委員会はインターネット中継もNHK中継も対象外であるが、天皇退位や緊急事態宣言などに限って特例として中継が入るようになった。これが慣例通りに中継無しであれば、こんなパフォーマンスもなく国葬について質疑が行われただろう。特例としてのNHK中継でパフォーマンスを行っておいて、7時のニュースでもパフォーマンスを放送するよう求めるなど勘違いも甚だしい。

 こうやって公共放送や民放の放送内容に平気で口を出す立憲民主党が、よもや政権でも取ろうものなら、日本から報道の自由などあっというまに消え去ることだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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