毎日新聞さん、立憲無罪の法則でお蔵入りしていた今井るる政治資金問題を自民党に移籍したことで蔵出しする
立憲民主党を離党し自民党推薦で県議選に出馬する予定の今井瑠々氏について、毎日新聞が政治資金の問題を報じている。施術会社が運営するセミナー代3万3100円を政治活動費として支出したというものであるが、これは2021年分の報告書であり、当時は立憲民主党、公表も昨年の11月で自民党入り前だ。
今井瑠々氏の団体、政治資金で不適切支出か セミナー参加費など | 毎日新聞
2021年の衆院選岐阜5区に立憲民主党公認で出馬して落選後、今春の岐阜県議選に自民推薦での立候補を表明した今井瑠々(るる)氏(26)の関連政治団体が2021年、気功や催眠療法などを取り入れたセミナーの参加費などを政治活動費として支出していたことが判明した。専門家は「政治資金の使途として不適切」と指摘する。
立憲無罪、自民有罪の法則
露骨な「立憲無罪」と「自民有罪」である。
政治資金収支報告書は毎年11月後半に前年分が定期公表される。公表された収支報告書をもとに、マスコミ各社は徹底的に精査して不備を指摘するのが恒例行事だ。支出先に目を通すだけでなく、議員との縁戚関係や利害関係まで掘り下げることもある。
※今井氏の選対幹部だった山下八州夫がグリーン券などを詐取、政治資金収支報告書に同人物の交通費が掲載されているので注目され精査されていたはず(実際に山下氏に高額の交通費が支出されている)
今井氏が総支部長を務めた衆議院岐阜5区の収支報告書(セミナー代は後援会、交通費は支部支出)も昨年の11月に定期公表されているが、その際のマスコミチェックで問題は確認されていたはずだが報じられていない。これは「立憲無罪」という判断によるものと、野党の非現職を叩いても金にならないからだ。
この法則によってお蔵入りした政治資金問題を、自民党入りした途端に蔵出ししてくる。こんなに分かりやすいバイアスも珍しい。与党入りしたら無罪も有罪になるのだ。
今井氏が事実無根と否定するスキャンダルまで週刊誌に掲載されているが、今井氏を貶めるガセをリークしたのが誰かは素人でも想像できるだろう。
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