東ちづるが宮島に関するデマ「餌やり禁止でシカが餓死、観光客目的で移入」→2年前「畑を荒らす鹿を駆除のためハント、圧力鍋で煮る」

いきもの関連,エンタメ



 女優でタレントの東ちづる氏が22日、自身のツイッターで宮島(広島県)のシカが餓死して激減したなど、事実ではない投稿をしたことで批判を浴びている。


情報がピンからキリまで誤り

 東氏は投稿の中で「お腹が空き過ぎて!海の海藻を食べている?人間が与える食べ物の味を知ってしまったシカは山に行かず、商店街や市街地に留まる。宮島には鹿はいなかったが、観光客集めを目的に本土からシカを運んできたとのこと。」としているが、草食動物であるシカが海藻を食べることは飢餓とは関係なく普通に確認されている。また、市街地に留まっているというのも不正確で、シカは昼夜移動しており森林でエサをとっている。さらに本土からの移入説も誤りで、厳島が6000年前に本土から分離されたときから棲息する個体が起源であることはDNA鑑定でも判明しており、観光地化以前の古い文献にも宮島のシカは登場している。頭数も10年前から600頭ほどで安定しており、ピンからキリまでデマである。

 東氏は毎年のように宮島を訪れているようだが、2019年の投稿では一時的なシカの減少が森林への移動であったこと、餌やりが恒常化したことによりゴミまで食べてしまう弊害について理解していたようだ。

圧力鍋で煮て食べていた

 事情を理解してはずの東氏が、今年になって急にデマを流布しだした理由は不明だが、そもそも東氏はシカを害獣として駆除することも否定しておらず、2017年からシェフが自ら駆除して解体したシカ肉を函館から取り寄せている。


 ありがたく食すことは間違っていないが、自然と共存するための餌やり禁止まで批判していることとは些か矛盾しているようにも思える。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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