河野太郎氏の「二重国籍」発言動画は悪質な捏造、前提条件部分を恣意的にカットし事実と異なるキャプションを追加

政治・社会



 自民党の河野太郎衆院議員が二重国籍問題について語ったインタビュー動画について、悪意を持って改ざんされているとして本人がブログで真意を説明している。
二重国籍 | 衆議院議員 河野太郎公式サイト
拡散された捏造動画


恣意的なカットで意図が曲げられている

 まず最初に説明しておくが、河野氏の主張を認めるかどうかという問題と、動画が捏造されたことは別問題である。二重国籍を一切認めたくないからといって、動画を捏造してまで叩くのは異常な行為だ。

 当サイトではこの動画に関して早くから「捏造」であることを指摘してきた。問題となったインタビュー動画は、アメリカ在住の日本人向けに番組を配信するフジサンケイ・コミュニケーションズ・インターナショナル(本社アメリカ)の動画から不法にコピーされ、恣意的なカットで捏造されたものである。
元動画

 河野氏は自身がアメリカで暮らした時期があり、そこで聞いた日系人の苦労などを念頭に、アメリカに渡った日本人の両親から生まれた子供がアメリカ人として教育され、だんだん日本が遠くなっていると感じたようだ。さらに、アメリカに渡り頑張った日系人と日本の架け橋を作らなければならないと語っている。この流れで司会者が「今後の架け橋と言えば、たとえば重国籍についてどう考えてますか」と質問をしたが、拡散された動画ではその前提に日系人(血統主義としての日本人)があることの流れを隠すために「今後の架け橋と言えば」という司会の発言を恣意的にカットし、河野氏が広く二重国籍を認める方向で発言したような印象を与えている。

 この恣意的なカットに事実無根のキャプションを付けて拡散したことを「主張を歪めているとはまったく思えない」と擁護するデタラメな人物もいるが、そもそもその人物が書き起こした部分がカット後の発言であり、元動画を示しながらもカット後の部分からの視聴を指定する悪質な誘導である。

 恣意的なカットを行い事実無根のキャプションを付けることは捏造である。

中国や韓国は除外している

 捏造動画の投稿には「蓮舫議員が大喜び!」と、元動画とは関係のないキャプションが付けられている。蓮舫氏の二重国籍問題は日系人などとは関係なく、閣僚を経験し野党第一党の代表であったことが大きい。証言も二転三転し、誠実に多重国籍解消の努力をしていないように見えた。

 こういった事実と異なるキャプションによって河野氏の発言は炎上し、「中国の思うがままになる」「韓国に利する」などの反応で溢れかえった。しかし、動画で河野氏は中国や韓国は相互主義の観点から二重国籍の対象になりえないことを説明している。
 河野氏は兵役の有無が障壁としていることから、兵役義務のある韓国はまず除外される。また「少なくともお互いに認めようよという国」としていることから、二重国籍を認めていない中国は対象にならない。そもそも相互主義の話をしているのに、どうしてその対極にある覇権主義の国が認められると思ったのか不思議だ。これはキャプションに印象操作され過剰反応した人物が反省しなければならない。

 そもそも「親が日本人であること」という血統主義を理解していない人が、他国からのスパイだのなんだと筋違いな妄想で河野氏を叩いていることは見ているこっちが恥ずかしくなる。

 河野氏の真意を知ってもなお、そこに懸念材料が多々あり反論があるのも当然だろう。それは言論の自由であるが、捏造された動画とキャプションを認める理由にはならないし、それを基準にしていては議論など成立しない。

捏造をした「DOJ」とは?

 動画を捏造したのは「DOJ(Defence of Japan)」を名乗る集団だ。動画の違法コピーやデマ拡散の常習で、これまで多くの批判を浴びてきたが、自分たちは国のためにやっているという妄想に憑りつかれ、全く反省もできない愛国無罪のカルト集団だ。自分たちは何も活動せず、ネットから盗んでハッシュタグを組織的に拡散するだけ。

 保守活動をしていると勘違いしている人も多いが、あの集団の使っている動画は他団体の街宣動画を違法にコピーしたもので、DOJは参加どころか関係もしていない。他人の街頭活動を自分たちの実績であるかのように誇示して会員を募っているのだ。当サイトのYouTubeチャンネルも片っ端から違法コピーされ、DOJの制作動画として拡散されていた。結果的にコチラがGoogleからペナルティを食らい、毎月20万円以上(すでに被害は100万円は超えている)の減収となっているが反省することもなく「使ってあげた、喜んでほしい」と平気でツイートしているメンバーも。
参考:不法行為を繰り返すインチキ保守「DOJ」FUKUDAの本性 動画は違法コピー、投稿はパクツイ、謝罪は裏でペコペコ【マガジン117号】

 先日も話題となった「テレビが絶対に報道しない成人式風景」として拡散された写真も、成人式ではなく他団体が2019年の11月に行ったイベントの写真をDOJメンバーが盗用したものだった。
参考:フェイクニュース「テレビが絶対に報道しない成人式風景」→成人式とは関係のない日の丸フェスティバルの写真を盗用

 二重国籍問題における河野氏の真意を知っても反論したいのであれば、まずはこういう無法集団の捏造動画に釣られたことを詫びるべきだろう。DOJが捏造でネタを提供しアノニマスポストが拡散する収益システムにも気を付けた方がいい。

 自分が捏造動画に釣られたことを棚に上げ、大人気なく「でも、だって、じゃあこれは」と論点を拡大していくのは恥ずべき行為。いかなる理由があっても、捏造や改ざんで個人を貶める行為は許されない。

関連:【武蔵野市住民投票条例案】和田政宗議員が神奈川新聞の捏造記事に抗議「醜悪なレイシストとレッテル貼り。名誉棄損も甚だしい」
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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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