社民党「党首選挙の結果、387名の推薦人を得た福島みずほ党首が再任されました」無投票再選をカッコよくアレンジ
政治・社会
任期満了の伴う社民党党首選は14日、福島瑞穂党首の無投票再選が決まった。党首選に立候補できるのは国会議員に限らないが、締め切りまでに対立候補の届け出がなく社民党の深刻な人材不足を露呈した。
社民党の公式ツイッターアカウントでは、これを「党首選挙の結果、387名の推薦人を得た福島みずほ党首が再任されました」とカッコよくアレンジして伝えている。選挙など行われていないのに、推薦人の数を得票数であるかのように書いているところがポイントだ。
本日告示された社会民主党党首選挙の結果、387名の推薦人を得た福島みずほ党首が再任されました。3月開催の党大会での承認を経て、新しい任期が始まります。
コロナ禍のいま必要なのは #あなたの弱音が政治の課題 の実践です。憲法を活かす政治です。多様な人々と共闘しながら党勢を拡大していきます。 pic.twitter.com/7qsXbhDwN2— 社会民主党🌹OfficialTweet #あなたの弱音が政治の課題 (@SDPJapan) January 14, 2022
野党共闘で党勢後退
社民党の現在の国会議席数は2、福島氏以外に照屋寛徳氏の後継となった新垣氏しかいない。政党要件を満たし党が存続するためには、夏の参院選で比例票2%獲得が条件となっているが、分裂時に立憲民主党に地方組織を奪われたこともあり現状はかなり苦しい。
昨年の衆院選でも野党共闘の結果として比例票は伸び悩んだ。できるだけ多くの候補者を立てて全国的に選挙戦を展開しなければ、立憲民主党中心の野党統一候補の陰に埋没することは明白である。それでも福島党首は参院選でも野党共闘に期待を寄せているようだ。
2020年の分裂に際して開かれた臨時党大会で照屋寛徳氏から「先輩の遺産を食いつぶした」と公然と批判された福島党首。遺産を食いつぶしてもなお、自分の議席確保のために比例代表にしがみつく醜態を見せている。党勢は回復どころか後退する一方だ。
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