【動画】福島瑞穂党首「岸田内閣は”大丈夫か内閣”」とネーミング→社民党こそ大丈夫か?衆参連敗で政党要件を失う見込み

政治・社会



 社民党の福島瑞穂党首は6日の記者会見で、岸田内閣を「大丈夫か内閣」とネーミングした。さらに、甘利幹事長の疑惑や派閥の意向で組み合わせた自民党の自民党による自民党のための組閣であると批判し「国民不在内閣」「何も説明しない内閣」と揶揄した。

社民党こそ大丈夫か?

 福島さんは自民党の心配よりも自分たちの心配をした方が良さそうです。このままでは社民党は2022年の参院選で政党要件を失い消滅することが濃厚、政党交付金を受けることもできなくなる。

 政党交付金を受けるための政党要件は、衆参で合計5議席の確保か直近の参議院か衆院選の選挙区か比例区のいずれかで全国通じ2%の得票率を得ることが必要となっている。社民党は2017年の衆院選では比例区1.69%(選挙区1.15%)と政党要件を下回ったが、2019年の参院選で比例区2.09%(選挙区0.38%)をかろうじて得て政党要件を満たした。今回の衆院選ではさらに党勢が衰退していることから2%の得票は絶望的で、2022年の参院選でも2%を下回れば党は消滅する。

 ここ10年は自民党批判一辺倒で、社会党時代から続く政党色が失われ支持者も離れている。昨年の分裂騒動では福島氏が頑なに衆院鞍替えを拒み、知名度だけに頼って参院比例区に固執、解散もない6年間の議席保証を優先したことが厳しく糾弾されている。

 選挙区引継ぎのために社民党に残った照屋寛徳氏(沖縄2区)は衆院選に出馬せず引退。国政政党が現職ゼロで衆院選に臨むという異例の事態であるが、それでも福島氏は鞍替えをしない。

 こんな党首に誰がついて行けるのか。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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