ジャンボタニシを撒くインスタ投稿「個人」ではなく参政党の公認予定候補者、未定着の圃場に移入!悪質ユーチューバーが嘘と捏造で擁護するも自爆

いきもの関連



 参政党によるジャンボタニシ騒動も党公式声明と重松ゆうこ氏の謝罪で一件落着と思いきや、そこに寄せられる党員らのコメントは「アンチが悪い」「悪意のある切り取り」などという救いようのない無反省と無知のオンパレード。

 これら無知無反省のコメントをしている連中を煽っているのが党に寄生する悪質ユーチューバーの「カピバラチャンネル」である。党公式声明後も嘘と捏造で党員を煽る動画アップしている。
 動画内ではジャンボタニシを圃場にまく様子をインスタにアップした人物について、党とは関係のない「個人」であることが取材によって判明したとされているが、問題となったインスタ投稿者は参政党鹿児島県支部の市政対策委員である。市政対策委員とは市議選の公認予定候補のことだ。

 党に寄生するこの悪質ユーチューバーのウソと捏造を以下に列挙する。

撒いたのは公認予定候補者

 圃場(ほじょう・農作物を育てる場所)にジャンボタニシを撒く様子をインスタにアップした人物は、当初は「参政党支持者」として問題視されたが、カピバラチャンネルはこれを「党とは関係のない個人」として、裏取りをしない人物の悪意のある切り取りと断罪している。

 だが件のインスタ投稿者は鹿児島県支部の鹿児島市政対策委員であり、公式には発表されていないが参政党では市議選に出馬する公認予定候補者を市政対策委員と呼んでいる。圃場は党の所有でも活動場所でもなかったが、この人物を一介の参政党支持者として「個人」をアピールすることこそ悪意である。ジャンボタニシ騒動が始まってからも4月の選挙に向けて嬉々として公報動画を撮影し公開するなどしており、党本部も件の人物の素性に気が付かなかったわけがないだろう。

 選挙挑戦を意味する市政対策委員として参政党自治体議員のインスタアカウントや公式支部Xアカウントでも紹介されている。少なくとも個人ではなく党で政治活動を行う人物であることは分かっていたのに、どうしてカピバラチャンネルは件の人物を「個人」として党との関係を否定したのか。
 悪質な隠蔽ではないか。

駆除不可能というデマ

 カピバラチャンネルが件の人物像を捏造し、参政党員を誤った方向に誘導していることも許しがたいのだが、動画内で語られているジャンボタニシの知識がデタラメであることも見過ごせない。

 まずカピバラチャンネルはジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)について「すでに日本では蔓延しすぎて駆除不可能」として、参政党支部の除草法を擁護しているが、ジャンボタニシはここ数年で急激な増加が確認されているものの、数年前の調査では関東以南を中心に定着してるが未確認の地域もあり防除により拡大を防いでいる状況にある。駆除が不可能というのも間違いで、ほぼ不可能なのは根絶であって駆除により食害を防ぐことは可能で、駆除によって定着を防げている地域もある。
スクミリンゴガイの分布調査(大阪市立自然史博物館)
ピンク(P)は市民調査による確認地点、灰色(X)は同じく確認できなかった地点、黄緑(P)は農水省地方農政局の調査による確認地点を示します。(データ更新:2020年1月12日22:30 市民調査によるプロット数:1820、農水省提供プロット数:629)

未定着の圃場に個体移入

 カピバラチャンネルは農林水産省の機関である植物防疫所を誤って厚生労働省として紹介してしまうなど、基礎知識というよりも社会常識のなさを露呈しているわけだが、基礎知識がないが故に、参政党が隠しておきたかった実情もべらべら喋っている。

 なんと問題となっているインスタ投稿の圃場ではジャンボタニシが定着していないことを理由に、周辺の圃場からジャンボタニシを集めて撒いているというのだ。地域としてジャンボタニシの定着が確認されていても、ほかの圃場に移動させることは人為移入といって「やってはいけないこと」なのだ。
 カピバラチャンネルでは「いずれ発生するから撒いた」という趣旨の説明をしているが、有害動植物の防除の基本は積極的駆除と蔓延防止措置をとること。定着が確認されていない圃場に撒くことによって爆発的な繁殖をすることは当たり前で、圃場と圃場の分断による蔓延防止を台無しする愚行だ。

 ちなみに奈良県支部が批判されたのはジャンボタニシの卵塊を駆除せず、ありがたい対象として扱っていたことだ。卵塊の駆除がなぜ必要かというと、孵化した稚貝が生体よりも流れやすく水路のゴミ除けを容易にすり抜けて他の圃場に侵入するからだ。要するに圃場と圃場の分断をすり抜ける要因は卵塊の放置にある。卵塊は水中で生きていけないため、蔓延地域では農家以外の人たちも協力して孵化前に叩き落すことで爆発的繁殖の防止に努めている。

 カピバラチャンネルは、未定着の地域があることも知らず蔓延防止措置の知識もないのに「駆除不可能」というデマを流しているのだ。根絶が不可能であっても駆除をすることで数を減らし蔓延を防止するのは防除の基本である。
※島根県など確認後に駆除で絶滅している地域あり

放飼の意味を理解していない

 カピバラチャンネルのような基礎知識もない人間に、農林水産省が「放飼をしないこと」と呼び掛けたところでほとんど意味をなさない。なぜなら放飼の意味を知らないからだ。

 参政党の言い訳が「意図的に繁殖させていない」というものだが、屋外で餌を与える「養殖」や餌を与える「飼養」が認められないのは当然として、ここでいう「放飼」とはジャンボタニシを撒くことでも餌を与えることでもなく「駆除しない」という意味だ。一般的には放し飼いのことであるが、ジャンボタニシを確認しても駆除せず共存を図ることは放飼であり未定着地域への蔓延を助長することになる。

 JA福岡市がジャンボタニシによる除草法を公開していたことが問題視されているが、この資料もカピバラチャンネルは「農業関係者から提供を受けた」と、さも自分で取材したかのように紹介していたがチャット欄でJA福岡市の公開資料であることを指摘され恥をかいている。
 このJA福岡市の資料で問題のあった部分は、ジャンボタニシが駆除により減少することがあるとして冬季の耕耘をしないよう呼び掛けていたことだ。ジャンボタニシは乾燥した圃場の土中で越冬することができるが、冬季の耕耘で土中から掘り返すことで越冬を阻止することができる。
 すでにJA福岡市は共存策について撤回しているようだが、こういう誤った知識と指導が卵塊の温存などにつながった可能性は否定できない。

カピバラチャンネルこそ参政党の害悪

 参政党内でもカピバラチャンネルのデタラメ動画を苦々しく見ている人もいるのだが、参政党が謝罪し反省しなければならない事態において、毎度のように嘘と捏造で支持者を煽り反省しない方向に仕向けることから、カピバラチャンネルは参政党の害悪と言えるだろう。カピバラならぬヌートリア並みの害悪と浸食である。

 参政党を快く思わない理由に「カピバラチャンネルとの関係」を挙げる人も多く、とにかく参政党員の悪口を吹き込んでくることが不快で縁を切った人も複数人いる。彼にとって参政党員は飯の種でしかなく、おだてればホイホイとついてくる上客なのだ。運営も某社の映像事業部が行っており、参政党の政治活動ではなくコンテンツとして消費しているに過ぎない。

 過去にも厚生労働官僚の国会答弁をカットしてつなぎ合わせ別の意味に換える捏造や、いすゞ自動車のEV事業担当者が西村大臣(当時)を批判したとして流された音声が、取材でもEV事業担当者によるものでもなく、いわゆるお客様センターへの問い合わせ音声を編集したもので、しかも無許可録音公開であったことも判明している。

 参政党はすぐに「アンチが」と言い訳をしますが、そのアンチを煽っているのがカピバラチャンネルです。NHK党に寄生していた時も、アンチとつながっていたことがバレ、次は参政党をターゲットにしただけ。参政党で再生数が回らなくなると立花氏に電話をして付き合いを再開しようとするなど節操のなさは過去に類を見ないレベル。

 参政党に対する批判の多くが、カピバラチャンネルに煽られた党員の暴走であることも多いのでは?

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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