【デマ】日本保守党・島田洋一「高市早苗は家族会、救う会にキレた」拉致問題への姿勢を批判→時系列矛盾と面会写真など否定材料が見つかる【KSLチャンネル】

なんでこういうデマを書いちゃうのか、とても残念です。
日本保守党の島田洋一衆議院議員が27日、自民党の高市早苗衆議院議員の拉致問題への姿勢についてこのような投稿をしています。
複数の、信頼する自民党関係者から聞いた話だが、高市早苗氏は、これまで拉致問題の集会に一度も出たことがない理由について、「家族会、救う会はかつて野中広務、河野洋平氏らが決めた北朝鮮への食糧支援に反対して、自民党本部前で座り込みをした。あれで私は切れた」と語っているという。…
— 島田洋一(Shimada Yoichi) (@ProfShimada) April 27, 2025
これが事実であればかなり決定的なことを書いていますが、全く事実とはかけ離れた内容で救う会の副会長だった島田さんが自称「自民党関係者」の根拠もない伝聞に騙されるとは思えず作り話であることさえ疑ってしまうものです。
家族会、救う会と面談している
まず事実関係を精査したいと思いますが、島田議員の投稿が秒で嘘と分かる写真が高市さんのインスタグラムに上がっています。
先月の12日に拉致被害者家族の方々と議員事務所で面会し会合を行っています。画面向かって左側に飯塚耕一郎さん、横田哲也さん、反対側には横田拓也さんと救う会の西岡力会長が座っています。もうこれだけで高市さんが家族会、救う会にキレているということはありえません。家族会代表と事務局長、事務局次長、救う会会長が高市さんと面談しているわけですから。
そもそも家族会と救う会の座り込みは2000年の3月と10月で、これに高市さんがキレていたらその1年半後の新拉致議連立ち上げの呼びかけ人にはならなかったでしょう。
また、高市さんが「これまで拉致問題の集会に一度も出たことがない」というのが、どのレベルの集会を指しているのかわかりませんが、自民党は毎年6月に拉致問題をテーマに全国一斉街頭行動を行っていて、これは青年局の活動ではありますが高市さんも過去に参加して演説を行っています。私も何度か他の県連の活動を取材していますが青年局に限らず所属議員らは可能な限り参加しているようです。
高市さんが参加したのは野党時代ですが、新拉致議連の立ち上げ以降の落選期間を除き、大臣、副大臣、政調会長、税調会長のいずれかをほとんどの期間で務めていたことも考えなければなりません。
追記:(時系列矛盾)島田氏は「高市氏がキレて拉致議連を抜けた」と説明しているが、旧拉致議連の活動が停滞し高市氏が新拉致議連の呼びかけ人になったのは抗議の座り込みから1年半後のこと。また、旧拉致議連が活動休止になったのは、当時の会長であった中山正暉が会の発足から間もなく平壌を訪問したころから北朝鮮寄りに転向し、2000年8月には日朝友好議員連盟に就任し、他の議員も拉致議連との重複加入するなどの混乱が生じたことに起因する。混乱は家族会の座り込みより前に別の理由で起きていたことになる。
救う会の副会長だった島田さんからこのような話が出てくることが本当に残念です。私の知る限り党主催以外の啓発活動などは政党色を出すことが禁止され、島田さん自身も日本保守党の代議士となったことで救う会の副会長を辞任しています。その島田さんが拉致問題で他党攻撃を始めているのはどういうことでしょうか。
問題の投稿は日本保守党の百田代表も引用し高市さんをボロカスに叩いていますが、むしろこの党の拉致問題に対するスタンスを疑わざるを得ません。
高市さんが総裁選で拉致問題解決への強い意欲を示していたことも忘れ、日本保守党の支持者らは「高市さんから拉致問題への言及がない」と批判していますが、島田さん含めXの中のエコーチェンバーに陥っていることが原因でしょう。Xのアカウントから検索して出てこなければ拉致問題に興味がないという決めつけはちょっと恥ずかしい思い込みです。
高市さんももうこの辺りの人間を相手にしていないようですが、さすがにこれは抗議して撤回を申し出たほうがいいでしょう。家族会、救う会と面談した直後にこれは無いと思います。










































