【中国スパイ説】山本太郎の釈明は虚偽だった!台湾系団体の会に出席と説明→中国共産党系団体で外国人地方参政権求める発言【KSLチャンネル】
れいわ新選組の山本太郎代表が、過去に中国系の祝賀会に出席したことについて問われ「中国のスパイではない」「台湾出身者の集まり」と説明したことが話題となっています。
結論から言いますが山本太郎は嘘をついています。そして人権侵害発言です。どの部分が嘘で人権侵害なのか解説する前に話題となっている「おしゃべり会」での発言をまずはご覧ください。
念押ししておきますが言ってることは嘘ですからね。
山本太郎「わたしは中国のスパイではありません」 pic.twitter.com/AdE0G22YBy
— ren4az (@ren4az) April 28, 2025
山本太郎は虚偽の説明をしている!
山本太郎はスパイではないんでしょうが中国側に利用されているものと思われます。
まず、参加した会合は台湾系ではなく東京華僑総会の「中華人民共和国建国69周年祝賀会」で場所は東京華僑会館です。ちなみに前年の68周年も参加しています。会合のお題目のとおり中国共産党を支持する中華人民共和国系の団体です。
68周年の会合には江田五月元参議院議長も参加しているわけですが、山本太郎が問題視されたのは69周年での外国人参政権に関する発言で、2018年10月15日に東京華僑総会の機関誌にも掲載されています。
東京華僑総会国慶69周年祝う 詹孔朝総領事僑胞は中日友好の架け橋に : 華僑報 (東京華僑総会)
来賓の自由党共同代表の山本太郎参議院議員は、"日中関係はここ数年改善がみられ、今年の国慶節期間中の中国人の海外旅行先は日本が第一位、また財務省の統計によると日中貿易は15%増加し、両国関係が一層緊密となり、私は大変嬉しく思っている"と語ったのち、"日中関係の更なる発展にはいくつかの条件が必要で、先ず歴史は修正してはならず、不幸な歴史に直面したことを誠心誠意あやまるべきです。そして日本で生活する華僑のみなさんに、日本社会の一員として外国人地方参政権を与えることを検討すべきです"と強調した。
これはあくまで東京華僑総会側の発表ですが、この外国人参政権に関する発言は自由党時代とは言え重大なポイントとなります。れいわ新選組としては外国人参政権を政策には掲げていませんが、議論すべきということは、れいわ新選組を結党してからも質問され答えています。
山本太郎の嘘で最も許されないのは、華僑の方々のアイデンティティに関わる部分で事実に反することを言っていることです。先ほども言及したように東京華僑総会は中国共産党の中華人民共和国を支持する団体で、国民党が台湾に遷都したことを支持する系統ではありません。
かつて台湾が日本統治であった経緯などから、戦後に中華民国国民政府の統治下に入っても帰国せず日本に残った方々もいますが、この東京華僑総会は大陸出身者が多く台湾系と呼ばれることはありません。
参考:東京華僑総会 歴史
東京華僑総会とは別の団体で中華民国留日東京華僑総会という団体がありますが、こちらは中華民国を支持する台湾系です。山本太郎は中華人民共和国系の東京華僑総会に出席しながら、その方々のアイデンティティを台湾系だと偽って言い訳しているわけです。重大な人権問題だと思います。
参考:總會の歴史 – 中華民國留日東京華僑總會
東京華僑総会と中華民国留日東京華僑総会はどちらも1946年に中華民国の公認団体となっています。その後に国民党と中国共産党の内戦により中国共産党は大陸を支配し1949年に中華人民共和国を建国、国民党は台湾に遷都して実効支配します。この時に東京華僑総会は中国共産党の中華人民共和国を熱烈に支持、これにより中華民国、即ち台湾を支持する華僑との間で分断が起きています。
このあたりは単純な話ではなく国民党が中華民国の台湾遷都を主張しているものの、一党独裁が終わり総統選挙も行われて政権交代も起きるようになったので、1949年当時の二分よりもアイデンティティは複雑化しています。
ただし山本太郎が参加した東京華僑総会は、1949年の中華人民共和国建国を明確に支持し旗色を鮮明にしているので、これを台湾の中華民国支持と解することは絶対にできません。双方に失礼だし祖国に対する認識を否定しアイデンティティを傷つける人権侵害と言っていいでしょう。
山本太郎は、おしゃべり会という一方的に自分の主張だけして相手の発言時間は短時間に制約する場で、このような愚かな説明をしていたわけですが、これだけの嘘を言っても支持者たちは納得してしまうのは恐ろしいことです。
最後に事実関係をまとめます。
①山本太郎が参加したのは台湾系の中華民国留日東京華僑総会ではなく、中国共産党の中華人民共和国を熱烈に支持する東京華僑総会である
②山本太郎がその会合で「日本社会の一員として外国人地方参政権を与えることを検討すべき」と強調したことが団体の機関誌で報じられている
③山本太郎は中国共産党との関係を否定するため、中国共産党の中華人民共和国を熱烈に支持する東京華僑総会を、台湾を支持する中華民国留日東京華僑総会であるかのような説明を行い同団体の祖国に対するアイデンティティを傷つけた
これがすべてです。