【公選法違反】立憲民主党公認候補を二重投票の疑いで書類送検!息子に成りすまし不正→本人自白も県連は公表せず隠蔽か?【KSLチャンネル】

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 立憲民主党の八代市議選公認予定候補だった男性が、7月の参院選で息子の入場券を使い二重に投票する詐偽投票の容疑で書類送検されました。立憲民主党熊本県連はこれを隠蔽しようとした節もあるので、そのあたりは後ほど詳しく解説します。

 この事案は先月25日には各社が実名で報じていましたが、書類送検後は名前が伏せられています。おそらく選挙歴のない新人で、8月5日の立憲民主党常任幹事会で正式に公認取り消しが決定し市議選にも出ないことから、準公人には当たらないと判断されたのかもしれません。
参考:「猛省している」参院選での二重投票の疑いで男性を書類送検 男性は熊本・八代市議選に立憲民主党から公認予定も公認取り消され出馬せず|FNNプライムオンライン
 ちなみに現在、立憲民主党のホームページに掲載されている2名の予定候補は今回の事案とは関係ありません。書類送検されたのは40代の男性です。

立民県連は公表せず隠蔽?


 他人の入場券を使った二重投票は、選挙人名簿との照合だけでは発覚しにくいわけですが、今回は息子の入場券を使ったことから見た目の年齢と違うため、投票用紙の交付を受ける際に担当者から声をかけられたようです。その際には入場券の息子本人だと答えて投票を済ませましたが、やはり年齢と見た目が違うため退場する際に改めて担当者が確認すると、本人は18日に期日前投票していたことが判明したという流れです。

 選挙管理委員会が警察に通報したことで捜査が始まるわけですが、この事案は投票日当日20日の朝8時過ぎに発生し、当日午後には事案が報じられています。これを受けて二重投票したのは自分であると、立憲民主党の県連に本人から連絡があったわけですが、マスコミが嗅ぎつけて取材を始めるまで県連はこの事実を公表していませんでした。
参考:参院選 本人ではなく家族が投票か 二重投票の疑い 八代|NHK 熊本県のニュース

 県連は事案を公表しなかった理由について「捜査終了後の公表が望ましいと考えていた」と説明していますが、当の本人が事実関係を認めて連絡してきているのに、捜査終了を待つ必要はありません。しかも県連代表は捜査終了前に自身の参院選落選を節目として辞任をし、後任の代表も当面不在ということが決まっていていて、マスコミが察知しなければ完全に闇に葬るつもりだったのでしょう。
参考:参議院選挙〝二重投票〟は立憲公認の市議選立候補予定者 出馬とりやめ | RKK NEWS|RKK熊本放送
8月5日の常任幹事会後の会見でも、小川淳也幹事長からは公認取り消しについても説明がなかったので、党としても無かったことにしたいようです。

 こういった不正な投票に関しては、当人の党派性について報じられることはまずないわけですが、今回は八代市議選の公認予定候補であったことで立憲民主党県連に取材がなされ報道もされました。当時の県連代表が参院選の熊本県選挙区の公認候補だったことから、不正な投票は県連代表と立憲民主党に対して投じられたことは明白で疑う余地もありません。

 知らない誰かが勝手にやったわけではなく、8月の八代市議選を控えた党公認予定候補が行っていることから、もっと大きな騒ぎになってもよさそうですが、立憲無罪の法則により大手マスコミもこれ以上の追及しないでしょう。

 野党はほんとに気楽なもんです。

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について
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