京急事故で共産党地区委員長「高架化によって利益を得るのは誰だろう」→党の見解と違うとの指摘受け投稿削除
横浜市神奈川区の京急線踏切で5日に発生した電車とトラックの衝突事故。
この事故を受けて産経新聞が『後絶たぬ踏切事故、進まぬ高架化 高齢者が犠牲も』と報じたことに対し、日本共産党の品川地区委員長の香西克介氏が「ホントにそうなら昭和の時代に事故はもっと多発したはず。高架化によって利益を得るのは誰だろう」と踏切事故防止が利権であるかのような投稿を行った。
記事:後絶たぬ踏切事故、進まぬ高架化 高齢者が犠牲も- 産経ニュース
昭和の時代も踏切事故は多発しており、高架化は叫ばれてきたが莫大な予算が必要となることから遅々として進んでいない。車両衝突事故だけでなく、踏切での犠牲者の多くが高齢者や障害者であることも考えると、地区委員長の投稿は極めて不適切なものだ。
党の見解と違うから削除
この投稿には多くの批判が寄せられたが、香西氏が投稿を削除した理由にもさらなる批判の声が上がっている。不適切であるという批判は無視していたのに、弁護士の滝本太郎氏が「それが共産党の見解なら問題」と指摘され、香西氏は「党の見解と違う」として削除したのだ。
ご指摘ありがとうございます。
被害にあった方や、事故を憂慮している多くのみなさんの思いに心を寄せたものではありませんでした。高架化についても党の立場とは違った、正確なものではありませんでした。深く反省し、ツイートを削除しました— 香西かつ介 日本共産党・東京3区(品川区・島嶼)予定候補 (@kouzai2007) September 6, 2019
確かに党としては高架化(立体交差)が望ましいと考えているようだが、香西氏の批判的な元共産党員の松崎いたる氏からの指摘は当初から無視している。
日本共産党は鉄道・道路の立体化に反対なのですか?
昭和の時代にも踏切事故はあったはずですが、昭和の時代には事故が今より少なかったというデータはあるのですか?
また交通量の変化もあると思いますが、あなたが根拠にしているそのデータは、現在の事故数と比較可能なものですか? https://t.co/oujxIHVWuf— 松崎いたる・板橋区 (@itallmatuzaki) September 6, 2019
踏切事故について「高架化していなかったことが原因かと思わせるのはミスリード」と揶揄する日本共産党の品川地区委員長と、事故防止の「根本策は『立体交差』」との見解を報じる同党の機関紙しんぶん赤旗(9月7日付け)。
※香西氏は現在、ツイートを削除しています。 pic.twitter.com/42vG8HzbQO— 松崎いたる・板橋区 (@itallmatuzaki) September 6, 2019
他人からの指摘には耳を傾けないが、共産党と異なる見解を指摘されたら削除する。削除した際には「事故を憂慮している多くのみなさんの思いに心を寄せたものではありませんでした。」としながら、続けて「架化についても党の立場とは違った、正確なものではありませんでした。」としている。
事故を憂慮する人への配慮が足らなかったことよりも、共産党との見解が相違したことを問題視しているようにしか見えない。共産党らしいと言えばそれまでだが。
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