この顔は必要か?神奈川県のダム放流緊急メッセージ、黒岩知事のキリッとした顔写真が気になって情報が伝わらない
神奈川県相模原市の城山ダムが12日、予定を早めて21:30から緊急放流を開始した。神奈川県の黒岩祐治知事は放水への理解と住民の避難を呼びかける緊急メッセージを配信したが、これを伝える神奈川県公報の写真が黒岩知事の顔がメインとなっており放流の緊急メッセージが小さくなっていることが指摘されている。
【台風19号関連 城山ダム緊急放流を開始しました】いのちを守る行動をお願いします。#城山ダム #緊急放流 #台風19号 pic.twitter.com/KZ766KtijB
— 神奈川県庁広報 (@KanagawaPref_PR) October 12, 2019
同意。
その分、字が小さくなり見えにくくなる。 https://t.co/3miY9l5CpE— 原口 一博 (@kharaguchi) October 12, 2019
知事のアピールに疑問の声
なぜ黒岩知事が緊急メッセージより目立っているのかと指摘されているが、避難を呼びかけるメッセージもYouTubeで黒岩知事しか映っておらず疑問の声が上がっている。
【知事からのメッセージ(動画)】「城山ダム緊急放流予定について」をYouTubeで公開しています。いのちを守る行動をお願いします。https://t.co/lEENhrvrzO #城山ダム #緊急放流 #台風19号 pic.twitter.com/oMacVwMZFp
— 神奈川県庁広報 (@KanagawaPref_PR) October 12, 2019
緊急時に首長が直接呼びかけることは効果があるが、それと同時に伝えるべき内容を最大限アピールする必要もある。黒岩知事はフジテレビでキャスターの経験もあり伝える能力に長けているはずだが、これでは黒岩知事のキリッとした顔しか入ってこない。
動画内ではダム放流について詳しく説明されているが、放水1時間前の緊急メッセージとしては悠長でもある。説明も大事だが「避難」の緊急性がどれほど伝わったかという観点からは疑問が残るものだ。
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