【動画】原口一博が官僚に卑劣パワハラ「僕らの政権なら真っ先に役所から去ってもらうリストに入る。脅しじゃない」

政治・社会

【動画】原口一博が野党合同ヒアリングでパワハラ「僕らの政権なら真っ先に役所から去ってもらうリストに入る。脅しじゃない」

 国民民主党の原口一博国対委員長が、17日の野党合同ヒアリングで官僚を脅迫するような言動でパワハラを行っている。原口氏は官僚に対し「あなた方が僕らの政権の時にいたら、真っ先に役所を去ってもらうと、いうリストに入る。脅しじゃないんですよ」と述べ、同席した立憲民主党の杉尾秀哉参院議員は「調べるなと言われてるんでしょ?」と嫌味を連発し、川内博史衆院議員は官僚を指さし「うなずいたよね?おう?ほう?」と笑う醜悪なイジメショーを展開している。
※動画1時間7分17秒から

政府参考人「野党合同ヒアリングはパワハラになる」

 原口氏の脅迫めいた発言は論外である。それに便乗する杉尾氏や川内氏も同罪だ。

 野党合同ヒアリングで展開される官僚への圧力や罵倒については、今年4月16日の衆議院厚生労働委員会において丸山穂高議員が政府参考人に「政治家から官僚なら仕方ないのか」と質問をしている。内藤忍(参考人 独立行政法人労働政策研究・研修機構副主任研究員)は、これに対して「誰からの行為であってもそれはハラスメントになる」と答えている。

第198回国会 厚生労働委員会 第9号 平成三十一年四月十六日(火曜日)

○丸山委員 日本維新の会の丸山穂高でございます。
 参考人の皆様、お忙しい中お時間賜りまして、本当にありがとうございます。私からも重ねて感謝申し上げます。
 十五分でございますが、私からももろもろお伺いしていきたいんですけれども。今のお話を聞いていますと、例えばパワハラでも、これは人間の、人が人と関係している限りどこでも起こり得る問題だな、環境によらないんだなというのを非常に痛感して伺っておりました。
 例えば、私なんかが所属しておりました役所だとか、今は政治家ですから、政治の世界でも十分あり得ると思いますし、お話を聞いていて思い出したのは、去年来、森友、加計学園とかで野党の合同ヒアリングというのをやっているわけですよ。あとは財務次官のセクハラの問題で呼出して、本人じゃないんですよ、本人以外の事務方の職員を呼び出して、非常に大声でどなったりののしったりしているようなシーンが、これは報道までされて、この政治の分野においても例外じゃないなと非常に感じているところでございますけれども。
 内藤参考人にお伺いしたいんですが、内藤参考人のお話を聞いていたり、また過去の記事をいろいろ読ませていただくと、顧客や取引先といった第三者からのパワハラも十分あり得て、それに対して、きちんと安全の観点から、本人の健康とかそういった意味で見れば、誰がパワハラをしたかで区別するというのはおかしな話だと。先ほども同様の趣旨を述べられておりましたけれども、非常に大事なお話だと思います。
 これは、たとえ政治の世界だからといって何かしら区別されるものでも私はないと思いますし、現に、同様の事業者を、ほかの別の事業者から言われたときにもパワハラとして措置をしなきゃいけないという法案を、野党側からですよ、今国会に出されているんですけれども、これは官僚なら仕方がないんですかね。
 このあたりも含めて、率直に、今お話しした話をどうお感じになるかお答えいただけますでしょうか。

○内藤参考人 御質問ありがとうございます。それから、私の過去のものも読んでいただいてありがとうございます。
 今、安全衛生のアプローチがあるというお話を言っていただけたと思います。ありがとうございます。
 ハラスメントは、人権のアプローチと安全衛生のアプローチがあるというふうに思っております。特に後者については、誰からの行為であってもそれは関係ないものであると、私も書いたとおりでございます。
 ですので、今、日本においては、相手が、加害者が誰であるかというところが非常に論点になっていますけれども、諸外国においては、相手が誰であってもそれはハラスメントであるということで法制度ができております。主に安全衛生アプローチからそれは判断されているというふうに思っていますので、私も、その観点から、誰からの行為であってもそれはハラスメントになると。
 セクハラに関しては、もう既に均等法で、誰からの行為であってもそれは均等法上のセクハラに該当するというふうにありますので、今般、措置義務化されることになるパワハラについても、セクハラと同じように、誰からの行為であっても同じように措置義務の対象とする、望ましい取組ではなくて義務の対象とするというふうにするべきだというふうに思っております。
○丸山委員 貴重な御意見をありがとうございます。
 合同ヒアで大声で罵倒されていた議員の方に、そして、その所属の党の方はしっかり聞いていただきたいというふうに思います。

 パワハラの定義において、加害者が誰であるかは関係ないという見解だ。

 これまで度々、野党合同ヒアリングでのパワハラが問題視されてきたが、今回の原口氏の発言は看過できるものではない。発言時に一瞬だけ石垣のりこ参院議員が驚いたように顔を上げているが、他の議員は原口氏に便乗してイジメに参加している。川内氏のヘラヘラとした態度も実に醜悪だ。
 こういった卑劣なパワハラを受けた官僚にしてみれば「絶対にこの人たちに政権は取らせたくない」と、非協力的になる一方だろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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