海自護衛艦「たかなみ」出港に憲法違反のプラカード→安倍総理「見送る子供の横で、本当に残念だ」維新・足立康史議員の質疑に心境語る
中東のシーレーンで日本関係船舶の安全を確保する海自護衛艦「たかなみ」が2日、海自横須賀基地から出港した。子供を含む家族らが任地へ向かう隊員を見送ったが、その横で自衛隊派遣に反対する団体メンバーらが「憲法違反」などのプラカードが掲げたことについて、日本維新の会の足立康史議員は4日の衆院予算委員会で安倍総理の見解を質した。
安倍総理は訓示に訪れた当日の様子について「(お子さんがいる)そのすぐ横で自衛隊は違憲というプラカードを持っている。本当に残念だった。そこにいるお子さんたちやご家族がどう思うか。この事態には終止符を打たなければならない。」とその思いを語った。
総理答弁書き起こし
憲法の議論についてはコメントは控えさせていただきたいと思いますが、お尋ねでございますので申し上げますとですね、例えばPKOの時にも憲法違反と言われ、あるいはインド洋での給油活動の時でもそうでございますし、イラクの復興支援の時でも憲法違反と言われて反対されたわけでございます。
しかし、今度はですね石油資源の九割を依存する中東地域の日本関係船舶の安全の確保のため、六か月間くらい家族の皆さんと別れて、その任務に自衛隊の皆さんは赴くわけであります。出航の式典に私、参りました。そこにはご家族の皆さんも居られたし、お子さん達もたくさん居られました。お子さんに私は「お父さん離れて寂しいね」と言ったら「うん」とお子さんが言って「でもお父さんは私は本当に誇りに思うよ」と言ったら大きく頷いていました。
残念ながらそのすぐ横でですね、自衛隊は違憲というプラカードを持っている。これはですね、私は本当に残念でありました。そこにいるお子さんたちやご家族がどう思うか。まさにこの事態には私は終止符を打たなければならないと、自衛隊をしっかりと明記してこの状況に終止符を打つというのが自由民主党の考え方でございます。しっかりと議論が進むことを期待したいと、こう思うところでございますが隊員の正当性の明文化・明確化することは国防の根幹関わることであろうと考えております。
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