立憲・亀井亜紀子「原英史さんは国家戦略特区諮問会議の民間議員を務めている」→原さん「務めてません」
立憲民主党の亀井亜紀子衆院議員が「月刊日本」のインタビュー記事で、株式会社政策工房代表取締役の原英史氏に関して「彼もまた竹中さんと同じように国家戦略特区諮問会議の民間議員を務めています」と誤った認識で批判を行い、原英史氏本人がツイッターで不快感を示している。
ヤフーニュースさんも、あまりデタラメな記事は掲載しないほうがよいでしょう。
1)『コンサルティング会社「政策工房」社長の原英史さん・・・もまた竹中さんと同じように国家戦略特区諮問会議の民間議員を務めています。』
→務めていません。
(続く)— 原英史 (@haraeiji2) June 29, 2020
→漁業法改正と特区は無関係です。また、真珠養殖の漁業権では、従来から漁協に優先権がありません。文の前半と後半がそもそもつながっていません。
→赤旗の過去記事を確認しましたが「相談に乗っていたことが問題」と指摘した記事は見当たりません。何を根拠に、何が問題と考えたのでしょう?— 原英史 (@haraeiji2) June 29, 2020
事実に基づかず想像で発言か?
原氏が否定するように、国家戦略特区諮問会議の議員リストに同氏の名前はない。
参考:国家戦略特別区域諮問会議 議員名簿[PDF]
原氏は国家戦略特区WG座長代理であるが、亀井氏の発言部分で直後にそのことが触れられている。
公共サービスや公共財産を民間に売り飛ばす。竹中平蔵が進める「民営化」という名の「私物化」<亀井亜紀子氏>(HARBOR BUSINESS Online) – Yahoo!ニュース
「スーパーシティ構想の実現に向けた有識者懇談会」座長代理は、コンサルティング会社「政策工房」社長の原英史さんが務めています。彼もまた竹中さんと同じように国家戦略特区諮問会議の民間議員を務めています。2018年には漁業法が改正され、漁業権が漁協から取り上げられて知事権限になりましたが、特区ワーキンググループ委員を務めている原さんが、真珠養殖の拡大を目指す真珠販売会社社長の相談に乗っていたことが問題*になりました。
〈参照:しんぶん赤旗〉
同じ話題の中で違う「諮問会議の民間議員(誤)」と「特区WG委員(正)」が混在しているあたり、良く分からず批判しているか、インタビューを記事にした記者が本質的に理解していないのだろう。
また、真珠養殖に関する部分も原氏のツイッターによると前後の話が繋がっておらず、共産党機関誌の「しんぶん赤旗」で問題になったことも確認できなかったようだ。いったい、どんな確認をして民間人を実名で批判しているのだろうか。
原氏は昨年の毎日新聞の誤報をきっかけに、森ゆうこ議員から国会で誹謗中傷される被害に遭っている。今回の亀井議員も、国会議員という自覚もなく平気で民間人を中傷する軽率さが見られる。
これが今の野党のレベルなのだろう。
関連:森ゆうこ議員に新たな疑惑!原英史氏「質問内容が毎日新聞からの質問状にそっくり。国会議員に持ち込んで取り上げてもらったとすれば問題」
関連:また嘘の資料を提示!柚木道義議員「なぜ原英史、高橋洋一は国会招致したのに来なかった」→原氏「呼ばれてません」