デマ「蓮舫さんが特別顧問を務める日本マザーズ協会、蓮舫にベストマザー賞」受賞時期と顧問就任時期にズレ
立憲民主党の蓮舫代表代行が特別顧問を務める日本マザーズ協会が、同協会が主催する「ベストマザー賞」を蓮舫氏に授与したとして、ネット上では"自画自賛"との批判の声が上がっている。
だが、この情報は誤りで、2021年の政治部門受賞者は国際政治学者の三浦瑠麗氏である。蓮舫氏が受賞したのは民主党政権時代の2010年であり、特別顧問就任はその数年後である。
参考:蓮舫さんが特別顧問を務める日本マザーズ協会、蓮舫さんに「ベストマザー賞」を授与してしまう : オレ的ゲーム速報@刃(記事内に2010年受賞との記述アリ)
参考:【話題】『蓮舫が「ベストマザー賞」を受賞したと聞いてどんな連中が運営してるんだろうと思い調べたら…』 | Share News Japan
情報拡散の経緯は?
そもそもの間違いは6日の東京スポーツ見出しにある。
蓮舫氏がベストマザー賞「子供はいくつになっても心配」 蛯原友里も受賞 | 東スポ
蓮舫氏の写真を使い『蓮舫氏がベストマザー賞』というタイトルは明らかに釣りだ。本文で「また、第3回の政治部門を受賞した蓮舫参院議員(53)も来場」と書かれているが、今回の第13回と第3回を誤解した人もいるようで、誤った情報をツイッターで拡散してしまったようだ。
誤解によるツイッター投稿をもとに匿名掲示板にスレッドが立ち、まとめサイトがこれを改変し記事にしたことでさらに誤解は広まったというのが今回の経緯だ。
特別顧問就任は2014年
蓮舫氏は2010年に受賞しているが、これは同協会に関わるより前のことで、特別顧問就任は受賞から4年後の2014年4月である。顧問として受賞したという事実はない。
受賞を契機にかかわりを深め、その後に特別顧問に就任しており問題はない。また、特別顧問という地位は名誉職のようなものと思われ、毎年の授賞式でプレゼンターとして登壇するのが主な役割だろう。
東スポの釣り記事に始まり、ツイッターで誤解が拡がり、まとめサイトが恣意的な記事を書く。東スポの見出しに騙されるのもどうかと思うが、内容の確認と拡散前の一呼吸で防げた事案ではある。
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