【詳報】共産党を後ろから撃つ?立憲・小川淳也氏、維新の女性候補に香川1区から共産党の選挙区への国替えを要請していた
立憲民主党の小川淳也氏(香川1区)が、日本維新の会の女性候補(町川順子氏)に立候補の取り下げを求めていた問題で、小川氏が町川氏に対して香川3区への国替えを進言してことがわかった。立憲民主党は香川3区に候補者を立てていないが、共闘する日本共産党の新人・尾崎淳一郎氏が自民党の大野啓太郎氏と一騎打ちする構図となっていた。
小川氏の国替え提案が事実であれば、小川氏が希望の党公認であったにもかかわらず前回衆院選で香川1区の候補者調整をしてきた日本共産党に、自己保身のために刺客を送ることを画策していたことになる。これらの証言は17日、同党の柳ケ瀬裕文参院議員のYouTubeチャンネル「やなチャン!」に町川氏本人が電話出演し語られた。
※小川氏に関する話は21分55秒あたりから
町川氏の証言詳報
町川氏によると、小川氏から電話があったのは10月10日。最初は激励の電話かと思ったが、いきなり「なんで香川1区なん?頼むから降りてくれ」と頼まれたという。また小川氏は「出るなら3区で出てくれ」と共産党が自民党と一騎打ちする選挙区への国替えも要請してきたという。
町川氏は繰り返し要請を断ったが、小川氏は「衆院選に向かって頑張ってきたのに、なんで邪魔をするの」と食い下がった。町川氏は立憲民主党に対抗する出馬ではなく、自民党の体質に不満を持ち新しい受け皿となるために出馬を決めているため「自分の人生をかけて自分で決めた。なぜやめないといけないのか」と反論し、通話は55分に及びお互い言葉も荒くなったため「喧嘩はやめよう」と落ち着いて電話を切ったという。
その1時間後には町川氏に88歳の父親から電話があり「小川さんが来た。降りてくれと頼まれた」と告げられる。どうやら小川氏は町川氏の実家に向かいながら電話をしていたようだ。町川氏の父親は娘が出馬することを心配しナーバスになっていたこともあり、小川氏との板挟みになり困っていたという。
この翌日に小川氏は維新の代議士会を訪れ馬場幹事長の腕にすがりつくという醜態を晒している。この行動を地元紙の四国新聞が詳細に報じ、それを見た町川氏の父親は「こいうことをしたらダメだ。小川さんのことは気にするな。出陣式は力強く行け」と以前より協力的になったという。
町川氏は政治の師である鈴木宗男参院議員にも相談せず出馬を決め、意思を伝えたときには鈴木氏も驚いていたという。維新が小川氏を意識して擁立したという事実はなく、むしろ自民党の体質に不満を持っての出馬であったが、小川氏は町川氏の獲得する票のうち7割が立憲から、残りの3割が自民からというデータを持っていると主張し「僕が不利になることは決まってるんだ」と告げてきたそうだ。
柳ケ瀬参院議員は町川氏の証言を聞き「これは許しがたい」と88歳の父親を惑わしたことに不快感を露にした。町川氏も小川氏からの要請など受ける気は一切ないようで、これから10年かけて衆院選だけでなく参院選や統一地方選でも四国で仲間を増やしていく意気込みを見せている。
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