貧困の政治利用?菅直人さん「奨学金返済で苦しんでいる若者を立候補させ、奨学金受給者のカンパとボランティアで当選させる」
政治・社会
立憲民主党の菅直人・元総理は14日、自身のツイッターを更新し、来年夏の参議院選挙で奨学金返済に苦しむ若者を立候補させ、奨学金受給者のカンパとボランティアで当選させる案を発表した。選挙のノウハウは菅直人氏が伝授するという。
菅直人氏はこれを「平和的反乱」と称し、メールにて希望者を募るという。
私が最初に選挙にかかわったのは27歳。当時、自民党の「金権選挙」を厳しく批判していた市川房江さんの選挙応援に初めて参加した時。参院選比例選は全国どこからでも参加できる。奨学金返済に苦しんでいる若者は平和的反乱に立ち上がってほしい。参加できる人はメールなどを通じて連絡してほしい。
— 菅直人 衆議院議員(府中・小金井・武蔵野) 立憲民主党 (@NaotoKan) December 14, 2021
貧困者を政治利用する愚策
これだけの愚策を披露しても立憲民主党支持者が絶賛していて恐ろしい。百歩譲って奨学金返済中の若者を擁立することはいいとして、その資金を党が出さず奨学金受給者にカンパさせようという血も涙もないやり方。それでいて立憲民主党の公認で所属させようという手前勝手な考え。
そもそも国会議員は全体の奉仕者であって、特定のテーマだけで務まるような仕事ではない。奨学金返済で苦労する若者の声に耳を傾けることは必要であるが、それを解決できるのは当事者とは限らない。だいたい総理退任後に2回連続で選挙区落選して、その後も2回連続2位に惜敗率90%以上に迫られるほど苦しい選挙戦を展開している人に、いったいどんな知恵が提供できるというのか。
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