森ゆうこさん、次期参院選に比例代表での出馬を検討 辻元方式採用で誰かが当選圏外に
政治・社会
7月10日投開票の参院選で落選した森裕子氏が、次期参院選で立憲民主党の比例代表として出馬を検討していることを、にいがた経済新聞が報じている。
参考:森裕子氏、次期参院選は立憲民主党比例代表で立候補する方向で検討
いまのところ本人の意思が明確に表明されているわけではないが、これが本当なら節操がない。衆院選落選から1年も経たず参院選比例代表に名乗りを上げた辻元清美氏と同じ批判を浴びるだろう。
誰かかが圏外に押し出される
辻元氏のような衆議院からの鞍替えではないので3年の浪人期間は確定なのだが、知名度のある森氏が比例に転出すれば2019年比例当選組の誰かが当選圏外へ押し出されることになる。2025年で改選を迎える2019年当選組の最下位は須藤元気氏ですでに離党、次点だった市井紗耶香氏は今夏の参院選を辞退した経緯から、このまま政治とは距離を置くものと思われる。辻元氏の時のような混乱は生じないかもしれないが、他に有力な新人が加われば川田龍平氏と石川大我氏あたりが圏外に押し出されるかもしれない。
現状では連合傘下の組織内候補が押し出されることは無さそうだが、今回の参院選では立憲民主党の比例票が激減していることも指摘されている。これがさらに悪化すれば石川大我氏あたりは完全に圏外へ押し出されるだろう。
選挙区で落選したベテラン議員を比例でサルベージすることも戦略ではあるが、これを繰り返していては若手が押し出され民主党政権の古いイメージをいつまでも引きずることになる。新潟県選挙区では同党の打越さくら氏が現職という事情もあるが、一部の声の大きい議員ばかり優遇していては党勢拡大どころか衰退の一途をたどるだろう。
そもそも3年後に立憲民主党が存在するのだろうか?
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