京アニ火災を政治利用する社民党支部に批判殺到!削除逃亡後も「自民党がアニメ規制(民主党は許す)」のデマを拡散

政治・社会

京アニ火災を政治利用する社民党支部に批判殺到!削除逃亡後も懲りずに「自民党がアニメ規制」のデマを拡散中

 社民党の杉並支部ツイッターアカウントが、18日に発生した京都アニメーションの放火事件を政治利用する投稿を行い批判を浴びている。この事件では発生直後から多数の死傷者が出ていることが報じられ、参院選中の政党関係者らが、亡くなった方へのお悔やみと負傷者の回復を願うツイートを行っていた。
 社民党杉並支部が批判を浴びた理由は、ツイートの中で「表現規制に反対」「労働環境改善」と事件とは関係のない政治主張を持ち出し参議院選挙に利用していると取られたからだ。

杉並区内にも制作会社があります。社民党は「表現規制」に反対し制作会社で働く皆さんの労働環境改善に取り組んできました。被害にあわれた方のご回復を心からお祈り申し上げます

京アニ火災を政治利用する社民党支部に批判殺到!削除逃亡後も懲りずに「自民党がアニメ規制」のデマを拡散中

自民党「アニメ規制」のデマ記事拡散

 社民党杉並支部は批判を浴びてツイートを削除したが謝罪などはなく、それどころか事件を自民党批判に利用するようなリツイートを行っている。
京アニ火災を政治利用する社民党支部に批判殺到!削除逃亡後も懲りずに「自民党がアニメ規制」のデマを拡散中

 リツイートした記事のタイトルでは「アニメ・マンガを本当に規制しようとしている政党や議員」とされ、記事内では自民党議員の名前が列挙されている。記事の公開は今年の7月17日となっており参議院選挙用の自民党批判が目的と思われるが、結論から言って"フェイクニュース"である。
 政治をウォッチしている人なら記事を流し読みしただけでもフェイクと一目で判断できる酷いものだ。
記事:アニメ・マンガを本当に規制しようとしている政党や議員が一目で分かるリスト | BUZZAP!(バザップ!)

 まず、件の請願は第169回国会で、2008年1月12日に召集されている。10年以上も前である。18日に追記された請願も第185回国会で6年前と古い。そもそも請願の内容も「アニメ・マンガ規制」ではない。これは未成年を対象とした過激な性描写などを規制するものであり、表現の自由の観点から賛否が分かれるところがあるが趣旨は青少年の健全育成である。
参考:青少年健全育成のための有害図書類・有害情報に関する法整備を求めることに関する請願:請願の要旨:参議院

 さらに悪質なのは、同国会で民主党はさらに踏み込んだ表現規制の請願を行っているが、請願を行った議員が現職でないことを理由にリストから除外となっている。
参考:美少女アダルトアニメ雑誌及び美少女アダルトアニメシミュレーションゲームの製造・販売を規制する法律の制定に関する請願:付託された同趣旨の請願一覧:参議院

 今回の社民党杉並支部の不謹慎な政治利用ツイートも問題だが、大手メディアは参院選を巡る自民党攻撃のフェイクニュースもキッチリと検証して総括して欲しいものだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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