あいちトリエンナーレ広報「昭和天皇をモチーフにしていないし写真は燃やしていない」→昭和天皇の御真影に「焼かれるべき絵」
昭和天皇の御真影が燃やされる映像や慰安婦少女像が展示されていることが問題となっている「あいちトリエンナーレ2019」の広報担当者が、少女像について慰安婦とは関係のないテーマ「平和の少女」、昭和天皇の御真影が燃やされている映像については「昭和天皇をモチーフやテーマにした作品ではなく、制作過程においても昭和天皇の写真を燃やすなどした事実はない」と説明していることがデイリースポーツの取材でわかった。
参考:昭和天皇の写真燃やしたと疑われる 「あいち-」芸術祭側が反論 慰安婦像展示も否定/芸能/デイリースポーツ online
それではここで、出展者・嶋田美子先生の作品を見てみましょう。
タイトル「焼かれるべき絵」
嶋田美子は、昭和天皇が崩御した1988年より、女性と戦争をテーマに作品を制作し始めました。
出典:OTA FINE ARTS | TOKYO > 作家紹介 > 嶋田 美子
使用された写真は昭和天皇で確定
広報は「モチーフにしていないし写真は燃やしていない」と説明しているが、今回問題となった映像で登場する写真は昭和天皇で間違いない。
作中で使われた写真は大浦信行氏の1980年代前半の作品で、富山県立近代美術館で開催された「富山の美術 ’86」展に出展され「天皇コラージュ事件」として大問題となった切り取り方と酷似している。使用された御真影も同一のものと思われる。
出典:県立博物館・美術館 天皇コラージュ作品 展示せず – QAB NEWS Headline
あいちトリエンナーレでの作品
また、嶋田美子氏が1993年に発表した作品「焼かれるべき絵」も戦時中の昭和天皇御真影とほぼ一致する。燃やされて顔の部分が消失しているように描かれているが、これも昭和天皇ではないというには無理があるだろう。
広報はなぜ昭和天皇であることを否定するようなコメントを出したのだろうか。少なくとも嶋田美子氏の経歴からして昭和天皇をモチーフにした作風であることは事前にわかっていたことだ。すでに河村名古屋市長が視察し、この作品を問題視して大村知事に対応を求めているというが、どちらに転んでも「弾圧された」と騒がれるのは間違いなさそうだ。
※出展者に誤りがあったため一部の表現を修正しました
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