立民・初鹿明博議員が旭日旗持ち込み禁止デマ「北京五輪では日本大使館が呼び掛けていた」←中国国内では襲撃されるから

政治・社会

立民・初鹿明博議員が旭日旗持ち込み問題でデマ「北京五輪では日本大使館が呼び掛けていた」←中国国内では襲撃されるから

 立憲民主党の初鹿明博衆院議員は15日、東京オリンピックでの旭日旗持ち込みの是非について「8年前の北京オリンピックでは日本大使館が呼びかけていたんですよね。」とツイートしている。

 批判を浴びたツイート

 これはデマである。日本大使館が旭日旗を持ち込まないように呼び掛けた理由は2001年に小泉首相が靖国に参拝したことで中国国内で反日感情が高まり、2005年には大規模な反日デモが起こったからだ。中国国内で旭日旗を振れば襲撃されるなどのトラブルに巻き込まれるのは容易に想像でき、大使館が注意喚起を行った際のものである。

大使館が公開した「安全の手引き」

 初鹿議員のいう「呼びかけ」とは2008年の北京オリンピックに際して日本大使館が公開した『北京オリンピック 安全の手引き』である。
参考:〜北京オリンピック〜 安全の手引き 在中華人民共和国日本国大使館

立民・初鹿明博議員が旭日旗持ち込み禁止問題でデマ「北京五輪では日本大使館が呼び掛けていた」←反日感情で襲撃されるから

〜北京オリンピック〜 安全の手引き より

 オリンピックで禁止でもなく"中国で禁止された旗や横断幕"の項目であり、さらに旭日旗は禁止されていないものの一つとして例に挙げられ、そのうえで"過去の歴史を容易に想起させるもの"なので中国国内では振らないように注意喚起されているだけだ。

③ 政治・民族・宗教的な旗や横断幕等は禁止されています!
中国では競技場やイベント会場で政治・民族・宗教的なスローガンや侮辱的な内容を含む旗や横断幕等を掲げることは禁じられています。また、過去の歴史を容易に想起させるもの(例えば「旭日旗」)を掲げるとトラブルを生じる可能性があります。

 オリンピックで禁止でもなく、単純に反日感情が高まっている中国で旭日旗を振ると危険な目に遭いますよ、という注意喚起である。それも中国の国内事情によるものだ。よって、韓国が反対しているという理由にあてはまるものではなく、ましてや日本開催のオリンピックで禁止される根拠にはならない。

 現在も軍旗として使用される旭日旗を競技会場で振る必要があるのか?という疑問までは理解できるが、韓国の要請によるルール変更に日本の国会議員が賛同しているのは問題だろう。その議論の過程でこのようなデマを用いてしまう悪辣さには呆れるばかりだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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