河井法相辞任に国民・津村啓介「私の仕事はルール作りとその見直し、誰かを批判することに終始したくない」←新聞ではカット、批判コメントのみに

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河井法相辞任に国民・津村啓介「私の仕事はルール作りとその見直し、誰かを批判することに終始したくない」←新聞ではカット、批判コメントのみに

 妻である河井案里参院議員の公選法違反報道を受け法相を辞任した河井克行衆院議員について、中国新聞にコメントした国民民主党の津村啓介衆院議員の発言内容が、約束に反してカットされ批判のみの内容にされていることが判明した。


津村氏と新聞報道の比較

 津村氏はコメントを求められた際に以下のように記者に伝えたという。

「公選法も時代遅れ。私の仕事はルール作りとその見直しなので、誰かを批判することに終始したくない。コメントを使って頂けるなら短くてもいい。『公選法も見直すべき』と必ず書いてほしい」

 しかし、中国新聞の紙面では以下のような批判コメントのみだ。

津村啓介氏(比例中国)は「法律をつかさどる大臣がルール違反をするのは弁護の余地がない」と批判した。
出典:河井法相辞任、「夫婦で説明責任を」 厳しい見方、与野党一致 | 中国新聞デジタル

 新聞はネット記事と違い文字数にも限界もあるので仕方ない部分もある。しかし、津村氏はコメントを使うなら『公選法も見直すべき』と必ず書いて欲しいと伝えているのだから、多少の配慮はあってもよさそうだ。紙面では文字制限のあるコラムではなかったようだし、ほかの議員の批判コメントと横並びにする「紋切り型の編集」という指摘は免れないだろう。

選挙の場にも働き方改革を

 公選法上のウグイスの日当1万5千円という金額が、アナウンスのプロに依頼する金額としては低すぎ仲介業者からは、この金額では困難だという声もあるようだ。今回の件は報道の通りなら批判されるべき事案であるが、実際に参加した運動員はフジテレビの取材に対して経費の費用弁償だったという趣旨の証言もしている。
 津村氏のコメントのように、国会議員がすべきことは個人への批判ではなく「ルール作りとその見直し」というのは筋が通っているのではないだろうか。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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