帰ってきた憲法ブーメラン!室井佑月「皇室を政治利用することは許されない」→2年前「安倍改憲阻止のため天皇陛下を政治利用するしかない」
作家の室井佑月氏が週刊朝日11月15日号で『首相の皇室利用』と題し、即位の礼で安倍首相がテレビジャックしたとして「政治に利用することは許されない」と批判している。
皇室を政治に利用することは許されないことである。それがいつの間にか許されているかのようになっているのが恐ろしい。安倍首相は堂々と皇室を利用している。
出典:室井佑月「首相の皇室利用」〈週刊朝日〉
しかし、室井氏は同じ週刊朝日2017年11月24日号で『お言葉が欲しい』と題し、安倍政権による会見阻止のため天皇陛下にメッセージを発するよう求め「もうそれ以外ないと思う。」としている。
もちろん、天皇陛下は政治的発言をしてはいけないことも知っているし、その発言を政治的に利用してもいけないことは知っている。
けれど、国民全員が、真剣にこの国について考えるには、もうそれ以外ないと思う。
安倍首相がいちばんやりたいことは改憲で、それが進めば、この国は戦争のできる普通の国になる。陛下が望まれた平和国家ではなくなる。それでほんとにいいんだろうか?
出典:室井佑月「お言葉が欲しい〈週刊朝日〉
2年前に投げたブーメランが突き刺さりましたね。
テレビジャックの事実なし
即位の礼当日は各局が『即位礼正殿の儀』を生中継していたが、そのうち安倍首相が重点的に画面に映ったのは寿詞(よごと)を述べ万歳三唱したところのみで、映像も国際映像が使われておりテレビ局にアングルや対象を選択する権利はなかった。
さらに、饗宴の儀は両陛下ご臨席のもと22日に行われたが、首相夫妻が主催した晩さん会は翌日の23日夜である。これは地上波ではほとんど中継されておらずテレビジャックしたという事実はない。
自分から安倍首相を選んで見に行ったのは室井氏だ。
憲法改正阻止のために憲法を無視する矛盾
まず、室井氏は「国事行為」を理解していない。国事行為は「内閣の助言と承認」が必要で内閣がその責任を負うとされている。これは天皇陛下の意思による行為に助言するという意味ではなく、行為そのものが「内閣の助言と承認」から始まることを指す。
よって、天皇陛下が行う国事行為を内閣が取り仕切ることは憲法に沿ったものである。
室井氏は事実に反して「テレビジャック、皇室の政治利用」と批判しているが、おなじ週刊朝日で2年前に天皇陛下を憲法改正阻止に利用するしかないという趣旨のコラムを書いている。自分たちの政治的野望貫徹のためなら天皇陛下も利用するという危険な思想であり、醜いダブルスタンダードでもある。
憲法改正を阻止するために憲法を無視する。
共産党のデタラメな憲法解釈を妄信した結果、こういった矛盾が生じるのだ。
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