【独自取材】NHKクローズアップ現代でコメント捏造か?担当記者を電話で直撃も逃亡、広報からの回答は驚きの内容

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【独自取材】NHKクローズアップ現代でコメント捏造か?担当記者を電話で直撃も逃亡、広報からの回答は驚きの内容

実際に送られてきた書面

 今年9月にNHK「クローズアップ現代+」で放送された特集『「表現の不自由展・その後」 中止の波紋』で、取材を受けた高校生が「発言を切り取られ悪に仕立て上げられた」と抗議している問題。
参考:NHKの偏向報道を被害者の私が語る – fuwafuwamodern’s diary

 当サイトで問題の記者と広報に取材をかけてみたが、対応は極めて不誠実で、社内調査も開始されていないはずの取材当日夜(23日)に、番組制作責任者を名乗る人物が高校生に電話で謝罪をして幕引きを図ろうとしたのだ。取材情報は広報から漏れたのではなく、問題のN記者が番組制作責任者に伝えた可能性が高く、社内調査を経ない隠蔽を疑われても仕方のない行為だ。

 取材に対する記者の対応と広報からの回答は驚くべきもので、このような組織が国民から半強制的に受信料を徴収していると思うと恐ろしくなった。その経緯と記者の捏造疑惑について、以下に公開する。

取材から逃げ、火消しに走るNHK

 最初の抗議から3か月以上も問題が放置されていることに関して当サイトでは12月23日、問題となっているNHK社会部のN記者の携帯電話に直接取材を試みた。
 電話に出たN記者は「聞こうとしている要件はわかっているが立て込んでいる。後でかけ直す」と慌てた様子で電話を切った。だがその後5時間待っても連絡が無かったため、NHKの広報担当者に連絡を取ることにした。応対した担当者は事情を一通り聞いてから「その事案は初めて聞いた」とのことで、高校生が9月の放送直後に"ふれあいセンター"に抗議した電話はN記者のところで止められていたようだった。応対した担当者から「質問内容を書面で送ってほしい」と要望があり、広報部内のアドレスに事情を踏まえた質問状を送付した。

 すぐに社内調査が開始されるものと予想されたが、当サイトが取材をかけ質問状を送った初日の夜、番組制作責任者を名乗る人物が高校生に突然電話をして謝罪を行っている。当サイトから電話で直撃されたN記者から聞きつけたのだと思うが、時間的に考えても適切な社内報告と調査が行われたとも思えず、調査開始前の"火消し""隠蔽工作"と見られても仕方のない行為だ。

 その後、数日待っても質問状への回答がなく26日に当サイトからNHK広報に「取材への回答もなく社内調査の前に現場が火消しに走っている」と伝えたが、その翌日(27日)に広報から送られてきた書面が以下のものだ。完全に喧嘩を売っている。

【取材】表現の不自由展「電凸した当事者」コメントはNHK記者の捏造か?記者を電話で直撃も逃亡、広報は取材拒否

広報からの書面(A4)

 ふざけている。「質問に回答いたします。」から「取材・制作の過程についてはお答えしていません。」という文章は挑発しているとしか思えない。担当者名も何もない無礼な書面だ。

 これを送付してきた担当者は当初の対応者とは別人で、送信者に問い合わせると「自分はこれを送れと頼まれただけ」と、通常の企業なら確実に左遷されるレベルの言い逃れをしてきた。
 そもそも当サイトからの質問項目は制作と取材過程に関するものだけでなく、担当したN記者が番組構成を基にリライトし、NHKのNEWSWEBに掲載した記事でのコメント捏造も指摘している。それに対しても回答をしないのは極めて不誠実な対応で、問題の本質をごまかしている。

NHK記者によるコメント捏造疑惑

 抗議している高校生は「クローズアップ現代+」で使われたインタビュー映像が、約束に反して「暴言や脅迫を伴う電凸」と同列に扱われ恣意的な編集が行われていると主張している。
 このクロ現の取材に対して高校生は「私は電話をとる職員の方が不快な思いをしないように丁寧に質問と抗議の意を伝えた」と何度も答えて、ネガティブに扱わないで欲しいとお願いしていたが、VTRではその部分はカットされたうえ「暴言や脅迫を伴うような電凸をする人をどう思うか?」という質問に対し「電話でなら顔もばれないですし、自分の姿が見られることもないので。集団心理っていうんですか」と第三者の行為に対してコメントしたのだが、記者の質問部分と発言前後がカットされ高校生が「ダメだとわかっているがやってしまった」と述懐したかのようにカット編集されている。

高校生
「こういうのに公金を使うのは、おかしいんじゃないかという意見を述べて、できることなら撤去しろ、してくださいとお願いをして。」

少年は、反日的作品に税金を使うべきではないなどと1日に20件近く投稿。芸術祭事務局の連絡先も載せました。少年のフォロワーは3,800。抗議を呼びかけた投稿は最も多いもので2,500回リツイートされました。

高校生
「電話でなら顔もばれないですし、自分の姿が見られることもないので。集団心理っていうんですか、ひとりでやるより、みんなでやったほうが何か許されるという雰囲気はある。自分はそういうのはよくないと思っているんですけど。」

出典:「表現の不自由展・その後」 中止の波紋 – NHK クローズアップ現代+
※実際の放送の書き起こし記事でナレーションも同じ

 他人の行為に対してコメントしたのに、この高校生が脅迫したかのような編集だ。この扱いも酷いのだが、この番組をもとにN記者がリライトして掲載した記事はもっと酷い。コメントはさらに恣意的にカットされ、まるで高校生が罪を告白したかのように書き換えられているのだ。

「集団心理というんですか。ひとりでやるよりみんなでやったほうが何か許されるみたいな雰囲気はあります。自分が言うのも何ですが、やっぱり電凸をする人ははけ口というかストレスを出してしまうのかなと思います」
出典:芸術祭に「電凸」 当事者が語った|表現の“自由”を考える|NHK NEWS WEB

 クロ現では使われていた「自分はそういうのはよくないと思っているんですけど。」という部分がカットされ、放送されたVTRでは無かった「自分が言うのも何ですが、やっぱり電凸をする人ははけ口というかストレスを出してしまうのかなと思います」という文章が追加されている。
 この記者は取材中も「イイネやリツイートが増えると嬉しいか」など、切り取る気満々の誘導質問を繰り返していたというから、これはもう言い逃れのできない捏造だ。

まとめ 公共放送ならではの驕り高ぶり

 結果的にNHKは取材から逃げ、捏造疑惑の検証もせず隠蔽をしている。
 問題の記者も対応できないなら「広報を通して」などと説明するべきところを「要件はわかってる、折り返し電話する」と嘘をついて逃げるという不誠実な対応。広報も、答えられる範囲は答えようという努力もせず喧嘩を売るような書面を送り付けてくる始末。それでいて、こちらが持っている情報に対しては都合よく質問を繰り返してくる。

 民放がこんな人を舐め切った対応をすればスポンサーに迷惑がかかるのだが、NHKは半強制的に受信料を徴収しているので国民からの評判など気にもしないのだろう。映画やドラマが見放題の動画サイトより高い受信料をほぼ全世帯に請求していながら、やってることはデタラメで、関連会社や事業を拡大し幹部社員の再就職先だけはしっかり確保する。

 NHKはネットフリックスの全世界収益をはるかに上回る収益を上げながら、こういったデタラメ運営を続けているのだ。なにが「みなさまのNHK」なのか問い詰めてやりたくなる。
 今回問題となったクローズアップ現代+は過去にも数々の捏造を指摘されている。改善も検証もされないなら早々に番組を打ち切るべきだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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