日刊ゲンダイの大誤報「カジノ汚職 中国企業パーティーに自民議員」名前の挙がった山下貴司元法相「事実無根、法的措置も」

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日刊ゲンダイの大誤報「カジノ汚職 中国企業パーティーに自民議員」名前の挙がった山下貴司元法相「事実無根、法的措置も」

 日刊ゲンダイ27日の記事『カジノ汚職 政界に出回る「接待リスト」に12人の自民議員』で、自民党の山下貴司元法相がカジノ汚職事件で逮捕された被疑者が関与した今年10月のパーティーに出席し、接待を受けたかのように報じられている。

 この記事に対して山下元法相は、当日のアリバイもあり「事実無根」として全面否定。パーティーへの出席確認もなく記事で断定的に報じた日刊ゲンダイへの法的措置について「日刊ゲンダイの記事を信じる方がどれだけいるかは個人的に疑問」としているが、今後の取材姿勢などを踏まえて考えるという。

追記:木原誠司衆院議員は代理人弁護士を通じ名誉回復を求めている


取材した他社は「リスト」を疑う

 山下元法相によると、招待状は投げ込まれたが出席はしておらず、当日は他の会合に出席しておりアリバイが複数あるという。このリストが出回った際には報道各社が山下元法相に確認取材し、中国企業が無断で写真を使い出席したかのように見せかけたものと判断している。
 日刊ゲンダイだけが取材せずに断定的に報じてしまったようだ。

山下元法相のフェイスブックより

良い1日だーと思ったら、友人からとんでも無い誤報の連絡が。

これまで、秋元司議員の逮捕については、何らかのコメントをすることは立場上差し控えていました。報道されていることが事実とすれば、言語道断で極めて無念なことです。ただ、数ヶ月前まで法務大臣を務めており、また東京地検特捜部に在籍したことがある僕が何らかのコメントをすることは立場上適当ではないと思っていたのです。
しかし、今日、「日刊ゲンダイ」で明らかな誤報がなされ、友人にも心配をかけたので、敢えてFBで反論を記録しておきます。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266898
この記事では、如何にも大臣経験者でもある僕が、今回逮捕された被疑者が関与した10月のパーティーに出席し、接待を受けた議員であるかのように報道されていますが、僕は、この会合には出席しておらず、報道にあるような「事実はありません」。
事務所で確認したところ、この会合については、案内だけ投げ込まれて来たものの(事務所には色んな案内が投げ込まれます)、主催者も面識がなく趣旨もよくわからない会合だったので、事務所の判断で速やかに「欠席」で返事をしたとのことでした。実際に、この日は、ベトナム大使館や別のホテルでの会合に行っており(証人はいくらでもいます)、「物理的に」この会場には行っていません(まさかこんなアリバイ主張をするとは思わなかった…)。
どうやらこの主催者のサイトにウェブから切りとった僕の写真が勝手に使われたようですが、良心的なメディアは、僕の事務所に確認調査にきて、キチンと説明すると納得してくれました。しかし、日刊ゲンダイは、僕にも事務所にも全く確認調査をすることもなく報道したようです。
僕も法律家であるので、何らかの法的措置を取るよう勧める人もいますが、日刊ゲンダイの記事を信じる方がどれだけいるかは個人的に疑問ですし、民法上の不法行為の時効は3年間なので、同社の取材姿勢も踏まえた上で、費用対効果をじっくり考えていきたいと思います。
ご心配された方には申し訳ありませんが、全く事実無根であるのでご安心ください。

 中国企業のアップしたページには「出席した」と書かれているが、出席時の写真ではなくリストの写真を見て記事にしてしまう日刊ゲンダイのクオリティーもなかなか酷い。ページの魚拓が残っているが、見るからに信用のないページだ。
参考:【接力中国·活动回顾】接力中国日本行活动圆满成功!

 山下元法相は皮肉を込めて「日刊ゲンダイの記事を信じる方がどれだけいるかは個人的に疑問」としているが、日刊ゲンダイの誤報や捏造は枚挙に暇がなく、弁護士でもある山下元法相に、ここらで一発法的措置を取ってほしいものだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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