速報！東京オリンピックの延期が正式決定　政府から1年程度の延期を提案、バッハ会長「１００％同意する」総理「人類が新型コロナに打ち勝った証として開催する」

2020年3月24日政治・社会

　新型コロナウイルスの感染拡大で今年の開催に懸念の声が上がっていた「東京オリンピック・パラリンピック」の開催延期が正式に決定した。
　24日夜に安倍総理とＩＯＣバッハ会長との電話会談が行われ、政府側から東京五輪の開催を1年程度延期することが提案された。ＩＯＣは電話会談後に理事会を開き延期を正式決定した。

　電話会談でバッハ会長からは「１００％同意する」との回答があり、中止の選択肢もなかったという。安倍総理は、現下の新型コロナウイルスの感染拡大が延期の理由としたうえで「人類が新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証として、完全な形で東京オリンピック・パラリンピックを開催する」と開催への意気込みを語った。

会見文字起こし

記者　先程終えたＩＯＣバッハ会長との電話会談の内容と政府の受け止めをお聞かせください。また、東京オリンピック・パラリンピックについて延期するのかなど具体的な、なんらかの合意は得られたのでしょうか？

総理　先程、森会長、小池都知事、橋本大臣同席のもとに、バッハＩＯＣ会長と電話会談を行いました。まずあらためて東京オリンピック・パラリンピックの中止はないということについてバッハ会長と確認をいたしました。そしてそのうえで、開催国日本として東京五輪ついて現下の状況を踏まえ、世界のアスリートの皆さんが最高のコンディションでプレーでき、そして観客の皆さんにとって安全で安心な大会とするために、概ね1年程度延期することを軸として検討していただけないかという提案をいたしました。バッハ会長から、１００％同意するという答えをいただきました。そして遅くとも2021年の夏までに東京オリンピック・パラリンピックを開催するということで合意をいたしました。今後、人類が新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証として、完全な形で東京オリンピック・パラリンピックを開催するために、ＩＯＣバッハ会長と緊密に連携をしていくということで一致をしたところであります。日本は日本として開催国の責任を果たしていきたいと思います。

記者　1年程度ということですけど、1年とした理由と会場などの目途が立つかどうか、そのあたりをお聞かせください。

総理　まずは現下の感染症の拡がりの状況を見るなかにおいて、これは年内にということは難しいだろうということにおいて、1年程度ということにいたしました。その上において、遅くても2021年の夏までにということで合意をしたところであります。そしてこの目標の上においてですね、しっかりと会場等のですね、対応について調整をしていくことになると思いますし、このあとＩＯＣの理事会が開催されると思います。

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