【拉致問題】希望の党元候補者「朝日新聞記者にブルーリボンは外して下さいと言われた」他社の写真も調べてみると?
政治・社会
2017年の衆院選に希望の党公認で出馬した橋本琴絵氏が、朝日新聞の記者から撮影を求められた際に「ブルーリボンを外してください」と言われ撮影拒否していたことをツイッターで明かした。ブルーリボンバッジは、北朝鮮による拉致被害者是委員奪還を求める運動への賛意であり、多くの政治家が公の場で付けている。
私が選挙に出たとき、朝日新聞記者に写真を撮らせてくれと言われ応じたら「ブルーリボンは外して下さい」と言われたので撮影拒否したことがあります。
— 橋本琴絵 (@HashimotoKotoe) May 31, 2020
実際の報道写真を探してみた
橋本氏が出馬した衆院選(2017)で、朝日新聞の写真で現在確認できるのは広島5区の選挙結果だけだった。どの候補者もバッジを付ける襟の部分は写っていない。
朝日新聞デジタルより
出典:広島-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル
おそらく広島選挙区を取材したのは広島総局か呉市局、尾道市局の記者で、橋本氏が撮影を求められたのは朝日新聞全体で使う顔写真ではなく公示日前の個別取材かも知れない。
選挙用の写真などでは現職の議員記章まで全てのバッジを外す議員もいる。橋本氏の写真を検索してみると時事通信などではブルーリボンバッジを付けているが、毎日新聞では着けていない。広島選挙区では一人もブルーリボンバッジが確認できなかった。
毎日新聞より
ただし全国的にはバッジを外すように求めてはいないようで、熱心に拉致問題に取り組む保守系の議員などは個別の顔写真撮影時でもブルーリボンバッジを付けている。大阪選挙区では長尾敬議員や中山泰秀議員がブルーリボンバッジをつけたまま写真撮影している。
カメラマンや地域によって対応が違うのかもしれないが、本当に朝日新聞の記者が「外してください」と言っていたとしたら認識を疑わざるを得ない。
関連:民進党・塩村文夏が拉致被害者奪還運動を中傷「ブルーリボン、日の丸、時代に切り捨てられた世代の特徴」
関連:【動画】福島みずほ議員が拉致問題質疑から逃亡?有本恵子さん母の死去を悼む青山議員をガン無視→ついには席を立つ
【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細
このサイトをフォローしよう