原口一博さんデマを流す「火事から助けられた人から離れない子熊、知性も感情も備わっている」→有名なフェイク動画
国民民主党の原口一博国対委員長は25日、火事から助けてくれた男性の足にしがみつく小熊とされる動画を引用し「その人から離れたくない小熊。動物は本能のみで行動しているわけではなく、知性や感情も備わっていると私は感じます。」と投稿した。
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「火事から誰が自分を助けてくれたか知っています。」
その人から離れたくない小熊。動物は本能のみで行動しているわけではなく、知性や感情も備わっていると私は感じます。
— 原口 一博 (@kharaguchi) June 24, 2020
数年前からSNSで度々話題になる動画で、皆さんも見たことがあるでしょう。火事というわりには周囲の人にも小熊と遊ぶ男性にも緊張感が全く感じられず、周囲が霞んでいるのも煙ではなく霧であることが指摘されている。いわゆるフェイク動画である。
2016年に捏造された動画
この動画はフェイクと言っても合成やヤラセではなく、2011年に撮影された動画に捏造されたキャプションが2016年付け加えられたことが判明している。
この動画については拡散された当時に検証されている。
参考:「山火事から救出された子グマが切ない」と感動を呼んだ動画。その真相はこうだった! : マランダー
小熊とイチャイチャする男性を撮影したもので、元の動画では笑い声などの音声が入っているが、ここから音声をカットして火災現場として拡散されたようだ。
まるで画面の右奥が火災現場で、そちらに注目しているように見えるが、元の動画の最後では右奥に駐車スペースが写り込み周囲の人が笑っているのが確認できる。
消防士のように見えた人たちも、ロシアという土地柄による防寒服だ。
この2011年の動画が、火災現場の写真として2016年に拡散された理由はおそらく以下のニュースが発端だろう。2016年4月の出来事だ。
アメリカで森林火災の危険性を訴えるためのマスコットキャラクター「スモーキー・ベア」から名前を取って「スモーキー・Jr」と名付けられたようだが、イメージ的に森林火災とクマの話題は拡散されやすいのだろう。
原口先生、気を付けてくださいね。
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