FLASH「重油流出事故…日本はたった6人派遣で世界が失笑」→佐藤正久議員「これはかなり取材不足の記事」
インド洋のモーリシャス沖で日本の貨物船が座礁し大量の重油が流出した事故。日本は国際救助隊と専門家の計6名を現地に派遣(19日に追加派遣)しているが、週刊FLASHはこれを「たった6人派遣で世界が失笑」と報じている。
しかし、このFLASHの記事に自民党の佐藤正久参院議員は「これはかなり取材不足の記事」とツイッターで指摘をし、消して日本が少ないわけではないことを説明している。
日本が少ないというわけではない
佐藤議員によると、隣の島から派遣したフランスでも最初は4人で第二陣が8人の計12名だったという。日本は第一陣が6名で19日の追加派遣でさらに7名が現地に飛び計13名、インドは10名の派遣で、けして日本の派遣が少ないということはないという。
【これはかなり取材不足の記事。仏は隣の島から最初に4人.2陣が8人の計12人、次いで入って日本は6人と7人で13人、次のインドが10人→「商船三井」重油流出事故…日本はたった6人派遣で世界が失笑 】
これがコロナ禍でロックダウンしている島国の実態、大勢は無理 https://t.co/0PWHgqxvYf— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) August 18, 2020
さらに日本は第三陣も予定している。モーリシャスは主権国家であり要請に基づいた派遣を行っているが、新型コロナウイルスの対応で大量派遣は難しく、船を運航していた商船三井も現地入りしたが、PCR検査を受け14日間の隔離が必要となっている。
当然、モーリシャスも主権国家、その要請を受けて、第一陣油回収の専門家、第二陣は環境の専門家となりました。第三陣は水産庁等のサンゴ含めた生態系専門家を佐藤は推奨。コロナ禍の為、現地に入った商船三井の方は入国後14間の隔離且つ3回のPCR検査での陰性証明、その為ホテルから電話連絡対応中 https://t.co/J8hSyPnILm
— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) August 18, 2020
問題のFLASHの記事には佐藤議員もコメントしており、上記のような事情は説明されているが、十分な取材を行わなかったため「たった6人派遣で世界が失笑」と誤解を招くタイトルを付けてしまったのだろう。
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