三浦瑠麗さん「ヒマな医療もある、そこから移行するとか」新型コロナ対応の医療人員不足に自論で炎上

エンタメ

 29日に放送されたフジテレビ「とくダネ!」に出演した国際政治学者の三浦瑠麗氏が、新型コロナ感染拡大で切迫する医療従事者の人員不足について「いまヒマな医療もあるわけですよね」「そこからもう少し移行するとか、もう少し柔軟な運用を」と自論を展開したころで批判の声が上がっている。

『とくダネ!』“ヒマな医療”発言で炎上「医療従事者全員を敵に回した」 – まいじつ
番組では、26日に過去最高となる949人の新規感染者が報告された、東京都の新型コロナ感染者の状況をピックアップ。昭和大学医学部の二木芳人客員教授を招いて、現状を解説し、出演者が質問などをぶつけた。

東京の当日使用可能な新型コロナ病床使用率が95~97%であることが紹介されると、三浦氏は「人員がベッド数に対して足りていない」と指摘。そして、国や都からの補助金をさらに厚くするべきだと提案し、「いまヒマな医療もあるわけですよね」「そこからもう少し移行するとか、もう少し柔軟な運用をしていかないと…」と苦言を呈するのだった。

暇な医療現場などあるわけがない

 三浦瑠麗氏は誤解を恐れずハッキリと言うのが良いところでもあるが、もうちょっと誤解されない話し方はできないものかと見ているこっちが不安になるタイプだ。過去には理不尽な言いがかりのような炎上もあったが、今回は事実関係を把握しないまま思い付きで語った節がある。

 少なくとも一般常識としてコロナ前から医療現場の過酷な労働環境は問題視されており、このコロナ禍でヒマな医療現場がどこにあるのか。クールで物怖じしないスタイルが受けているのかもしれないが、人を慮る気持ちを忘れているように思える。

 以前、実体験として有料マガジンに書いたが、コロナ感染者の受け入れをしていなくても病棟での感染防止などが業務を圧迫し、入院病棟などでは面会禁止措置のために家族が行っていた患者のケアや、物品の受け渡しと管理まで看護師が代行している。看護師どころか病院事務や警備員まで感染防止の出入り管理などに駆り出されているほど人員不足は深刻だ。

 今回の三浦氏の無知な発言は、実際に親族を入院させているものとしても悲しいかぎりだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について
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