デジタル庁にファーウェイ参加はデマ!政府が関与しないイベントの参加企業一覧から画像切り取り拡散

 昨年末に、デジタル庁が中国通信機器大手「ファーウェイ」の機器導入を決めたというデマがツイッター上で拡散され、平井卓也IT大臣が「セキュリティ上懸念のある通信インフラや機器は採用しません」と政府調達からも事実上の排除対象であることを説明する事態となった。

 これに対して「デマではない」として、デジタル庁の参加企業一覧にファーフェイのロゴが掲載されているとされる動画のキャプチャをツイッターにアップして平井大臣に回答を迫るものが現れたが、結論から言うとこれも悪質なデマである。
 明確なデマの初出は不明だが、以下のユーチューバーの動画から切り取られたようだ。
※餌を与えたくないのでキャプチャにした

 ゲーム解説のユーチューバーが一か月前から突如としてアメリカ大統領選を中心とした陰謀説を唱え始めるという、なんとも香ばしいチャンネルで、急激に再生数を伸ばしているようです。

政府が関与しない企業一覧から切り取り

 動画ではユーチューバーが自信満々に語っているが、言ってることはデタラメで重要なことを意図的に説明せずデジタル庁にファーフェイが参加していると断定してしまっている。

 この動画で紹介されている「参加企業・団体」とはデジタル庁への参加企業ではない。動画の説明欄には以下のようなリンクが貼られている。

企業・団体様賛同募集ページはこちら
https://digital.cp-form.jp/entry/

 応募フォームを見れば一目瞭然なのだが、デジタル庁に参加するものではなく各企業が独自に「デジタルの日」にイベント等を行う意思を示すだけのものだ。無論、デジタル庁のイベントにファーフェイが参加するわけでもなく、勝手にファーフェイがデジタルの日に何らかのイベントをするだけで政府は一切関与しない。ちょっと確認すれば「デジタル庁にファーフェイが参加」などという間違いもないのだが、ユーチューバーの説明は断定的で悪意を感じるものだ。

 このデマ拡散を受けて内閣官房IT総合戦略室は動画の説明と応募フォームに以下の説明を追加している。ここまで説明しないと陰謀論に憑りつかれる人を相手にする政府も大変だ。

※本動画は「デジタルの日」の趣旨に賛同し、応募があった企業や団体等を、五十音順に掲載しているものです。掲載企業・団体等やその取組について、政府が何らかの関与を行っていることを示すものではありません。

 ここまで説明しても「誤解させた人が悪い」とか平井大臣バッシングは続くのだろうが、平井大臣がファーフェイに技術を提供したわけでもなく、むしろこちらがヒントを得るために視察した際の写真とコメントを悪用するレベルの人には何も通用しないのかもしれない。ファーフェイの危険さはバックドア疑惑などであって、それを仕込む技術力は高く施設も充実しているので視察して驚くのは当然なのだが。

 最後に昨今の自称・保守界隈についてひとこと。
 自民党の悪口を流布すれば自分の支持する政党の支持率が上がると思ってる?何でもかんでも疑惑をかけ、疑われた側に説明責任があると騒ぐ?それって立憲民主党や共産党にそっくりですよ。
 こうやって日本政府のやることを妨害する連中の素性と意図こそ疑うべきでは?

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