なぜ野党はクラブやバーに政治資金を支出しても叩かれないのか?→民主党時代に記者をキャバクラ接待してたから
公明党の遠山清彦氏が緊急事態宣言下にクラブを訪問し、過去には政治資金でキャバクラの代金を支出していたことが指摘され議員辞職。自民党では松本純氏ら3名がクラブを訪問していたことで幹事長から勧告を受け離党した。
問題の本質は緊急事態宣言の発令で国民に我慢を強いる中でのクラブ通いであるが、遠山氏の議員辞職には政治資金でのキャバクラが追い打ちをかけた。しかし、野党議員でも平時からガールズバーなどに政治資金を支出しているがマスコミはほぼスルーしている。
マスコミが野党に甘いのは「権力監視」に重点を置いているとよく説明されるが、理由はそれだけではない。民主党系の議員らは2009年の政権奪取より何年も前から記者に「キャバクラ接待」をして手懐けていたのだ。
過去に発覚したキャバクラ接待
2009年の政権交代で、毎日新聞が民主党幹部ら主要議員の政治資金を調査したところ「クラブ」「キャバクラ」「ラウンジ」「ニューハーフショーパブ」に数年で計500万円以上が支出されていた。そのうち江田五月参議院議長(当時)のキャバクラでの会合には新聞や雑誌の記者も同席していたという。
参考:新聞・雑誌記者「キャバクラ」接待 民主議員の「汚れた」政治活動費: J-CAST ニュース
これらは政治活動費として処理し政治資金収支報告書に記載したことから発覚したものでるが、私費で記者らを接待していた場合は記録に残らない。民主党が政権から転落した後も、福山哲郎参院議員(現・立憲民主党幹事長)がガールズバーなどに政治資金を支出しているが、それらはほとんど問題にならず産経新聞が報じたたけで新聞や週刊誌は完全にスルーしている。
与党議員の飲食を伴う会合費の金額ばかりがいつも話題になっているが、政治資金収支報告書を調べてみると野党議員も高額の会合費を支出している。立憲民主党の枝野幸男代表の政党支部ではカラオケパーティー店の代金を「役員懇談会費」として計上しているが、これも問題になっていない。
マスコミは過去の接待漬けで飼いならされているのだろうか。
それとも今でも接待を受けているのか?
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