NHK処理水報道問題!国益を損なう報道に「謝罪を求める」足立康史 vs.「絶対に謝りたくない」NHK前田会長
政治・社会
原発の処理水を海洋放出する方針をNHKが海外向けに報道した際に、処理水を「放射能汚染水」と表記していた問題で13日、NHKの前田会長が衆議院総務委員会に参考人招致された。
質問に立った日本維新の会の足立康史衆院議員は「国益に係ることについて、いい加減な発信を世界にばら撒いた」と述べNHK前田会長に謝罪の言葉を求めた。しかし、NHK前田会長は経緯の釈明と表記の変更を説明するばかりで、明確な謝罪を避けた。足立氏は再度、謝罪の言葉を求めたが、前田会長は「お詫びという意味ではお詫びでございます」と意味不明な言葉を述べるだけだった。
謝りたくない!NHK会長の傲慢さ
ここまで頑なに謝罪を拒否されると、処理水を放射能汚染水と報じた意図を疑わざるを得ない。NHKは国民から半強制的に高額の受信料を取り、NHKワールドには税金も投入されていることを考えると、極めて不誠実である。NHK前田会長の釈明も、放射能汚染水という表記が根本的な間違いであったことは認めておらず、誤解する人間がいるから丁寧な表現に変更したという、上から目線で傲慢な態度だ。
足立氏は問題を指摘した当初、NHKが迅速に訂正したことを評価していた。
いろいろ厳しい意見もあるでしょうが、週末の間に「今後は海洋に放出する水については処理されることを明確にするため「treated water」とします」と判断し、一介の野党議員にも迅速に連絡をしてくる、その姿勢は、これまでのNHKにはなかったスピード感であり、一定の評価をいたしたいと存じます。 https://t.co/t476TQ4gXr
— 足立康史 (@adachiyasushi) April 11, 2021
迅速ではあったが、以降の対応はお粗末。初期対応のままで終わらせ、謝った報道に至った体制の問題も今後の再発防止策も示されていない。これで受信料を勇ましく徴収しようというのだから呆れる。
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