三原じゅん子副大臣の遅刻騒動に維新・東とおる議員が苦言「私の質疑時間、答弁を求めてないので全く問題ありません」

政治・社会



 13日午後の参議院厚生労働委員会に、三原じゅん子厚労副大臣が約30分遅刻したことで野党が猛反発し5時間に渡り委員会が空転した問題で、日本維新の会の東とおる参院議員は「私の質疑時間でしたが、三原副大臣には答弁を求めておりませんので全く問題ありません」とツイッターに投稿し、規則上も問題が無いにもかかわらず一部野党が大騒ぎしたことに苦言を呈した。


委員会を止めることで騒動拡大

 三原副大臣が遅刻したとされる今回の問題は、厚労省内で別のオンライン会合に出席していたことによるものだった。厚労委員会に三原副大臣が不在であることに気が付いた野党が所在を確認したところ、厚労省職員が会合について把握していなかったために「行方不明」とされた経緯がある。委員会には数日前には報告していたが、情報共有がうまくなされていなかったようだ。

 遅刻というよりも、スケジュールの伝達ミスといったところだろう。ミスはミスであり政府与党側が一定の批判を受けるのは仕方がないが、東議員の指摘するように委員会を中断して採決を見送るようなことではない。答弁を求める通告が予定通り終わった場合に委員長の許可を得て退席することはあるが、休憩後の質疑は東議員から始まり答弁要求もしていなかったため規則上は出席する必要はなかったようだ。


追記:伝達ミスと分かった途端、野党は答弁要求ではなく委員としての出席義務を持ち出したが、定足数に足りており問題なし

 政府側に全く瑕疵が無かったとは言えないが、少なくとも東議員の質疑時間中は問題がない。こういったことで委員会を止めて政府与党に揺さぶりをかける国会闘争は国民のためにならない。委員会を止めることで重大性をアピールするのも、国会軽視ではないだろうか。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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