立憲・川内博史さん、五輪選手へのワクチン筋肉注射に「アスリートは全身筋肉、副反応出るんじゃないか?」

政治・社会



 立憲民主党の川内博史衆院議員は12日の厚生労働委員会で、五輪選手へのワクチン接種(筋肉注射)について、「アスリートって全身筋肉じゃないですか」「全身筋肉の人に注射して、副反応出るんじゃないかと思うんですよ」と疑問を呈した。また、試合直前にワクチンを打った場合に「いや倦怠感ですわ~とか、いや熱が出ましたわ~とか、そういうリスクってめちゃめちゃあるわけですよ」と述べた。

大袈裟すぎる表現が仇に

 まず「全身筋肉」と「副反応」の因果関係が不明だ。ファイザー社製のワクチンが55歳以下の若い世代に副反応が多いことから、筋肉量や基礎代謝などが影響している可能性も考えられるが、全身筋肉だから副反応が出るというのは唐突な理論だ。

 また、接種後に来日することから試合直前にワクチンを打つというのは考えにくい。ただし、オリンピック前の大事な調整機関に副反応が出た場合、長ければ1週間ほど安静にするのは競技者にとって大きなリスクであるのは事実だ。

 川内氏の言っていることは概ね間違ってはいないのだが、大袈裟な表現などもあって荒唐無稽な話に聞こえてしまう。途中入る「ふふふ」という笑い声はおそらく渡嘉敷奈緒美委員長と思われるが、これに真面目に答える官僚も大変だ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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