立憲・石川大我さん「バッハ氏は、この程度の認識で”極東の小国”に来たのだろう」自国を”小国”と呼ぶ国会議員って?
立憲民主党の石川大我参院議員は13日、来日中の国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長と会談した際に、日本人を「チャイニーズピープル」と言い間違え慌てて訂正したことについて「バッハ氏は、この程度の認識で"極東の小国"に来たのだろう。」と批判するツイッター投稿を行った。
国会議員が自国を「極東の小国」と表現するのは不適切だ。
安全な大会を目指す意思を示したところで「日本の人々」と言うべきところを「中国の人々」と言い間違える場面があった。
→バッハ氏は、この程度の認識で"極東の小国"に来たのだろう。
オリンピックさえ出来れば、我々の命なんてどうでも良いと思っているのではないか?https://t.co/FI78oCkMRX— 石川大我 参議院議員 🌈政権交代でLGBT法案、同性婚の成立を‼️ (@ishikawataiga) July 13, 2021
戦史としての「極東の小国」
小国とは大国の対義語とも解釈でき、国際的に影響力もなく大国の影響を受けやすい国という意味で使われる。バッハ会長が日本を「チャイニーズ」と言い間違えたことから、日本が中国より小さく印象の薄い国と馬鹿にされた気持ちになったのかもしれないが、それでも「極東の小国」と自虐するのは不適切な表現だ。
中国では完全に侮蔑的な意味で「小日本」が使用され、「小国」はそこまでの侮辱の意味はないが経済的にも軍事的にも弱い国を指すため現代の日本には当てはまらない。
日清・日露戦争で当時の日本が大国に勝利した"サプライズ"表現として、石川大我議員が使った「極東の小国」というワードが今でも使われるが、これは現代日本とは全く異なる状況であり、国会議員が今の日本を「極東の小国」と表現するのは完全に間違っている。明治維新以降の日本が関わる戦争で多くの犠牲を払いながらも突き進んだ快進撃と意外性を強調する「極東の小国」という言葉を、歴史考証以外の場で使うのは立憲民主党の歴史認識からしても適切とは言えない。
国会議員であれば全身で愛国を表現しろとまでは言わないが、せめて自国を貶めたり卑下したりすること控えるべきだ。言葉が軽すぎる。
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