東京都医師会が謝罪「今後は掲載前のチェック体制を強化する」都医ニュースで「素人でもできる不要不急の商売は次々と潰れていく」

政治・社会



 東京都医師会は27日、会が発行する「都医ニュース」8月号で理美容業界を中傷するようなコラムが掲載されていた問題について謝罪の声明をホームページに掲載した。
 コラムでは理容院を利用した医師が「新型コロナに向かう姿勢など微塵も感じられない」「素人でもできる不要不急の商売は次々と潰れていく」と他産業を中傷するような内容が掲載されていた。

都医ニュース8月号「ふれあいポスト」について | 公益社団法人 東京都医師会
都医ニュース8月号「ふれあいポスト」のコーナーにおいて、一部不快な思いをさせてしまう記述がございました。関係者のみなさまにご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

都医ニュース8月号につきましては、当該記事を削除し、再度掲載させていただきました。今後は掲載前のチェック体制を強化するとともに、二度とこのようなことのないよう努めてまいります。

問題が起きた経緯、説明が不十分

 問題のコラムは24日ころにネット上で指摘され、当サイトでは26日に記事で取り上げた。記事は医師の専門コミュニティ内でもシェアされていたようだ。

 都医師会は問題の8月号を26日の13時30分ころに削除し、のちに問題のコラムを削除したものを再度公開していた。しかし、事情説明や謝罪はないままで、声明を出したのは27日の午後と遅かった。

 都医師会では「今後は掲載前のチェック体制を強化する」としているが、そもそも問題のコラムは町田市医師会報に掲載されたものを都医師会がチョイスして転載したものだ。甘かったのはチェック体制ではなく都医師会の認識ではないだろうか。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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