東京都医師会の情報誌「素人でもできる不要不急の商売は次々と潰れていく」コロナ禍で客足遠のく理容院を中傷するコラム掲載
東京都医師会が発行する情報誌「都医ニュース」令和3年8月号のコラムで、新型コロナウイルス蔓延により客足が遠のく理容院について「新型コロナに向かう姿勢など微塵も感じられない」「素人でもできる不要不急の商売は次々と潰れていく」と理容師を中傷するような内容が掲載されていたことがわかった。
偉い先生は上級国民なのか?
問題のコラムは町田市医師会報からの転載であるが、これを東京都医師会の情報誌に掲載する感覚が理解できない。無所属・維新会派の青山まさゆき衆院議員はこのコラムについて「これを見出しにしてしまうところに東京都医師会の感覚が」とツイッターに投稿し、医師会が他の産業を下に見る体質について指摘している。
これを見出しにしてしまうところに東京都医師会の感覚が。
「医療が日本で最も重要な産業」と言う頂点の下、この意識で、下々は生活を捨てて我慢を、自分達が動くには先立つものを、でなければ動かない(一部はもらってさえ動かない)となるのだろう。個々の献身的努力も併存はするが、組織の大勢はこう pic.twitter.com/sWMbLPJcC5— 青山 まさゆき (@my_fc1) August 25, 2021
記者会見では勇ましく政府の対応を批判する都医師会であるが、考えているのは自分たちのことばかりで他の産業など「不要不急」だと思っているのだろうか。
批判が殺到したのか本記事執筆中の13時30分ころに東京都医師会のホームページからは8月号のリンクが消え、PDFファイルも削除された。現場でコロナ対応する医療従事者と、自分たちを上級国民だと思っている"偉い先生"との意識の差が顕在化した事案と言えるだろう。
追記:問題のコラムが削除された新たな8月号がアップされたが説明は無い
令和3年8月号 Vol.666 | 公益社団法人 東京都医師会
続報:東京都医師会が謝罪「今後は掲載前のチェック体制を強化する」都医ニュースで「素人でもできる不要不急の商売は次々と潰れていく」
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