マスコミさん、死亡したタクシー暴走事故の運転手(64)の母親(88)を直撃「どんな子でした?」死亡診断書まで見せてもらう

政治・社会

テレビ朝日で放送されたニュース映像(ANN)


 東京都千代田区で11日、タクシーが暴走し歩行者ら5人が死傷した事故で、12日に死亡した運転手(64)の母親(88)をマスコミが囲み取材していたことがわかった。
 母親は「まじめな子でね」と答え、マスコミの求めに応じてか死亡届などの書類に同封された死亡診断書まで見せている。取材に対して誠意ある対応をしなければならないという母親の思いにつけこんだ下衆な取材方法である。

ジャーナリズムとは無縁の愚行

 ニュースを確認すると、テレビ朝日(ANN)、朝日新聞の他にフジテレビ(FNN)が母親を囲んで取材をしているようだ。また、日本テレビでは「スッキリ!」の阿部祐二リポーターが母親を直撃し「どんな息子さんだったのですか」と愚問をぶつけている。死亡した運転手は64歳で母親は88歳、こんな取材が必要なのだろうか?
参考:タクシー死傷事故の運転手死亡 母親が阿部祐二に語ったこと: J-CAST テレビウォッチ【全文表示】

 昔から散々と批判されているのに、事件事故直後に亡くなった方の家族に直撃取材をかけるという手法は一向に改善されない。ひとつの事件を深堀して関係者に取材することは否定しないが、特に必要性も感じない愚問「どんな子でした」程度の質問で分かりきった返答を得るだけのワイドショーの素材撮りは、ジャーナリズムでも何でもなく好奇心だけを煽る演出に過ぎない。

 こういう愚行がマスコミ不信につながっているのだが、その自覚がないのかどんどん劣化していっている。やっていることは匿名掲示板の素性暴きと同じではないか。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について
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