【総裁選】谷垣禎一元総裁が岸田文雄氏を激励「本懐をお遂げになりますように」党員票獲得争いに影響か?
自民党総裁選に出馬している岸田文雄前政調会長が21日、東京都内の谷垣禎一元総裁の自宅を訪れ会談した。谷垣氏からは「必ず勝利を果たすように」と激励されたという。
第24代自民党総裁として全国を行脚し、国民の皆さまの声を受け止め、野党に転落していた自民党を立て直した谷垣禎一先生。必ず勝利を果たすようにと、激励をいただきました。ありがとうございます。多くの仲間たちと力を合わせ #チーム岸田 で必ず勝ち抜いてまいります。 pic.twitter.com/rwgDwlxBFL
— 岸田文雄 (@kishida230) September 21, 2021
現在1000回を超える自民党の「ふるさと対話プロジェクト」を最初に始められた谷垣禎一元総裁に激励を頂き、さらにビデオメッセージまで頂きました。
「本懐をお遂げになりますように」
谷垣先生の思いを受け継ぎ、国民に寄り添う政治の実現のため、必ずや勝ち抜いて参ります。#チーム岸田 pic.twitter.com/RUmw1Dkhqt— 岸田文雄 (@kishida230) September 21, 2021
党員票獲得争いに影響か
谷垣グループでは代表世話人の中谷元元防衛相がグループとしての支持を表明し、同じく代表世話人の遠藤利明元五輪相が岸田氏の選対本部長を務めている。谷垣氏は自民党が下野した際に党の再興に尽力した功労者である。議員票がほぼ確定しつつある中で、党員党友からの信頼が厚く人気の高い谷垣氏からの激励は党員票に影響しそうだ。
谷垣グループが宏池会(岸田派)の流れを汲むことから、今回の総裁選で大宏池会として一致団結し党員票を掘り起こせば決戦投票が十分視野に入り、一気に総裁就任が現実味を帯びてくる。岸田氏が総裁になれば宏池会は宮沢喜一元首相以来、実に20年以上ぶりの総裁派閥となる。
当初は河野太郎氏の圧勝が予想された今回の総裁であったが、野田聖子氏の出馬と高市早苗氏の大躍進で混戦状態となっている。なんとしても高市氏を振り切って河野氏との決選投票に持ち込みたい岸田氏にとって、谷垣氏の支援を党員票獲得につなげたいところだ。
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