ナチス式敬礼問題の立憲・桜井シュウ氏が米ユダヤ人人権団体のクーパー師と対談→枝野代表との対話を求められるも有権者に説明無し

政治・社会



 立憲民主党の桜井シュウ氏が衆院選に向けた演説会で、右手を斜め上に掲げるナチス式敬礼に酷似した動作を行っていた問題で、米国のユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」のエイブラハム・クーパー副代表と桜井氏が25日(日本時間)にオンラインで対談していたことがわかった。


枝野代表との対話要求、有権者に説明なし

 桜井氏はクーパー氏宛てに手紙を書いていたようで、先日の「ナチス式敬礼」に関する釈明と謝罪と思われる。対談の冒頭でも桜井氏は「今回の件に関しては、まずお詫びを申し上げたいと思います。我々としてはナチス式の挨拶を真似るとか、そういったことは一切ない、そんなつもりは毛頭なかったが結果的に似てしまったと思われたこと、そのことで多くの方を傷付けてしまった」と謝罪している。

 クーパー師からは、桜井氏の地元での展覧会などを開催することが提案され、今回の問題を教育の機会にしてほしいと要望がなされた。また、大阪でナチスを模した軍装で積極するホストクラブがオープンした問題を、日本のマスコミがほとんど報じていないメディアの問題も指摘した。また、クーパー師は立憲民主党のリーダーシップ(代表、執行部)と選挙後に話す機会も求めている。

 クーパー師からの提案に対して桜井氏は「私自身が学ぶ機会であれば、是非させていただきたい」としたうえで「周りの方々に対しては私の一存で何かできるというわけではない。権限がないので、できるように努力したい」と答えた。

 この対談に関して筆者はフォロワーからの情報提供で知ることになったが、桜井氏や立憲民主党からは告知も報告もなされていないようだ。国際問題になりかねない事案の対応が、有権者には知らせることなく行われていることは適切とは言えないだろう。また、党代表との対話まで求められているのに、立憲民主党側から公式な声明が出されていないのも不誠実だ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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