立憲民主党さん、松野明美さんに参院選出馬要請を断られる「不安がぬぐいきれなかった」
政治・社会
来夏の参院選に、立憲民主党熊本県連からの野党統一候補として出馬要請を受けていた元陸上選手で県議の松野明美氏(53)が要請を辞退していたことが分かった。一時は前向きに検討していたようだが、無所属で活動してきた自身に野党色が付くことを懸念したようだ。
松野明美氏、出馬要請を辞退 来夏の参院選|熊本日日新聞社
(前略)
松野氏が同日、立民県連幹部らに伝えた。松野氏は熊本日日新聞の取材に「自民党1強では活発な議論の機会が失われ、熊本の発展につながらない」との思いはあるとしつつも、「これまでの選挙は無所属で戦っており、私個人を見て支持をもらってきた。野党統一候補の旗で戦った時に自分の思いが伝わるのか。不安がぬぐいきれなかった」と答えた。
(後略)
県議選で複数の自民候補に肉薄される
松野氏の「自民党一強」云々のコメントは出馬を打診されたときのもので、今回の辞退に際して出したコメントではない。6日の記事に全くの同文が掲載されている。
参考:松野明美氏、出馬を検討 22年参院選、立民熊本県連の要請意向受け|熊本日日新聞社
10月の衆院選で県内唯一の議席であった4区の矢上雅義氏が、選挙区落選し比例復活もできなかった。立憲熊本県連としてはなんとか県内の議席を参院選で獲得したいところであるが、県議とはいえタレント色の強い松野明美氏の擁立が得策であったかは微妙なところだ。
松野氏は自民一強を批判しているが市議時代に自民党系の会派に所属していたようで、共産党と社民党の推薦が予想される野党統一候補には若干のアレルギーもあるのかもしれない。2015年と2019年の県議選では選挙区トップ当選であるが、複数人の自民党候補に肉薄されており、参議院で自民党に挑んでも勝ち目はないだろう。
関連:いままで何してた?市井紗耶香が参院選に再出馬 この2年間で具体的な政策は?→「これから学んでいきたい」とニッコリと微笑む
関連:維新・町川ジュンコ氏が小川淳也問題に言及「出馬を取り下げるよう迫ったり橋下さんにメールしたりと、なりふり構わずやってきた」
【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細
このサイトをフォローしよう