迷惑動画「へずまりゅう」二審も有罪 懲役1年6月執行猶予4年は妥当な判決か?会った印象は「憎めないキャラ」だが・・・

政治・社会

2021年10月 筆者撮影


 スーパーで清算前の魚の切り身を食べるなどの迷惑動画をYouTubeに投稿していた元ユーチューバーの「へずまりゅう」こと原田将大被告(30)の控訴審判決で、名古屋高裁がは14日、懲役1年6月執行猶予4年とした一審判決を支持して被告側の控訴を棄却した。

「へずまりゅう」二審も有罪 迷惑動画、控訴棄却―名古屋高裁:時事ドットコム
 原田被告は判決後、「直ちに精算した。(窃盗について)無罪でないのが不服」と話し、上告する意向を示した。
 一、二審判決によると、原田被告は2020年5月、大阪市内の洋服店で「偽物でしょ」などと言いながら、購入したTシャツの返品を迫る様子を動画に撮影。愛知県岡崎市のスーパーで陳列されていた切り身を盗むなどした。

彼に会った印象と判決の妥当性

 今年の10月に彼に会っている筆者としては、執行猶予が付いたとはいえ懲役1年6カ月は厳しい判決という印象はある。彼に直接会った人は一様に「好青年」「まじめ」という印象を語る。

 ただし彼のやってきたことは、YouTubeで注目を集めるために迷惑行為を繰り返すというもので、情状酌量の余地がほとんどない。日常の生活で店側とトラブルになったわけではなく、まったく非のない相手を計画的にトラブルに巻き込んでいる。

 一昔前なら、金を払う前に店のビールを空けてからレジで会計する人もいたが、そういう認識の甘いパターンとも違う。それが社会的に許されない行為と知っていたからこそ注目が集まると思っていたことは否定できない。

 こちらが常識的な対応をする限り、彼は笑顔で丁寧な言葉使いをする。会った当日も駅前でメントスコーラを浴びせられるトラブルに見舞われていたが、それで注目されたことに満足そうだった。どこか幼い子どものようで憎めないキャラではあるが、ここは判決を受け入れて新たなスタートを切るべきだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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