立憲の資金提供問題で新展開!CLP「調査報告と受取時期が異なる」福山氏の独断ではなく党ぐるみ疑惑も浮上!これは権力と闘う新聞記者の出番ですよ!
立憲民民主党が、公共メディアを標榜する動画配信プロジェクト「Choose Life Project」(チューズライフプロジェクト)通称CLP(シーエルピー)に対して秘密裏に約1500万円を支出していた問題で、CLP側が立憲民主党の調査とは異なる証言をしていることがInFact・立岩陽一郎編集長の取材でわかった。
立憲民主党がCLP側の収支と突合せすらしておらず、報道済の内容を福山氏に確認しただけのデタラメ調査であった疑惑にもつながりそうだ。
出典:立憲のメディア資金提供問題 立憲の説明と実際の支払い時期は異なるとメディア側が証言(立岩陽一郎) – 個人 – Yahoo!ニュース
立岩氏によると、立憲民主党が調査結果として公表した支払時期が、CLP側が実際に資金を受け取った時期と異なっていたという。CLP側の証言が正しければ、政治資金収支報告書の記載が不正確である可能性も出てくる。また、福山哲郎前幹事長と面会した次点では支援は決定しておらず、数日後に福山氏から連絡があり「立憲として支援します」との連絡を受けていたことも判明している。これが事実なら支援が福山氏の独断であったとは考えにくい。
政治資金収支報告書は不正確?
立岩氏がCLP側に取材して得た証言が以下、
立憲のメディア資金提供問題 立憲の説明と実際の支払い時期は異なるとメディア側が証言(立岩陽一郎) – 個人 – Yahoo!ニュース
2人は、「支払いについて報道で(立憲からの支払いの)時期を初めて知った」と述べた上で、「立憲民主党の言っている支払い時期と私たちが資金を受け取った時期は異なる」と証言した。2人によると、立憲から資金を得た時期は2020年3月から8月の番組までで、毎月、支払われていたという。なぜ立憲の説明が8月から10月の4回となっているのかについて2人とも、「その理由は)わからない」話した。
CLP側には制作会社を通じて2020年3月から8月にかけて毎月の計6回の支払いがあったようだが、立憲民主党側の調査と政治資金収支報告書では2020年8月から10月にかけて4回にわけて支払われていたことになっている。
これはおそらくだが、制作会社が大手広告代理店からの依頼で3月から毎月CLPに資金を渡し、広告代理店から党への請求は8月以降の4回に分けていたということだろう。これならば政治資金収支報告書の不実記載とはならないが、立憲民主党が関係者への調査をせず、政治資金収支報告書と福山前幹事長の証言のみで調査を終了させていたことになる。
代理店をかましている以上は、CLPへの支払いと党への請求時期が異なるのは当然であるが、毎月の資金提供をしていながら広告代理店から党への請求が月一の締め日を設けていないとなると、契約書も交わさない不透明な支出の疑いは濃厚だ。また月一の締めでないのであれば、個別の発注ではなく継続支援だったという説明にも矛盾が生じる。
福山氏の独断ではなく党ぐるみか?
立岩氏がもう一つ指摘している矛盾点が以下、
立憲のメディア資金提供問題 立憲の説明と実際の支払い時期は異なるとメディア側が証言(立岩陽一郎) – 個人 – Yahoo!ニュース
「2019年12月に最初の番組を制作・配信したが出費が大きく、手弁当では難しいとなり様々なところに支援を求めていた。しかし、支援を受けられない状況が続き、そんな時、福山議員に会う機会が有り『フェイクニュースの対抗するメディアを作りたい』との思いを話すと、『いいじゃない』と言われ、後日、『立憲として支援します』との連絡を受けた」
立岩氏はこれに関して、支援は福山氏がその場で決めた独断ではなく、党にいったん持ち帰って協議しているのではないかと推察している。やはりこれだけの予算を党に説明もせず、広告代理店の請求通りに支出が行われるとは考えにくく、他にも党内でこの問題に関与している人物がいる可能性を示すものだ。
関係した記者も取材を
立岩氏は過去に2回、InFactとして共同で番組を制作しているという。少しでも関与したものの責任として取材を継続しているようだが、抗議文に名を連ねたジャーナリストは損切りともとれる態度で被害者のスタンスをとっている。自分が関与した重大疑惑に対して取材もしない新聞記者が、自身をモデルにしたドラマの宣伝に明け暮れているのは呆れるばかりだ。
立憲民主党は調査を終了しているが、関係者への聞き取り調査もせずに幕引きするのは公党として誠実とは言えない。関係が噂される会社へのネット上の言及に対して、圧力ともとれる対応も一部で確認されているが、こういう時こそ"権力と闘う新聞記者"の出番ではないだろうか?
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