フェイクニュース「ウクライナが発表した頼りたい国一覧。G7で日本だけ唯一頼られず」→新しい安全保証の枠組み、武器供与約束する国

政治・社会



 悪質まとめサイトのツイッター速報〜BreakingNews(以下、ツイッター速報B)が30日、ウクライナが発表した頼りたい国一覧にG7で日本だけが入っていないという記事を配信しているが、いつもの悪質なフェイクニュースだ。日本国内世論のウクライナへの感情を悪化させる意図が感じられる。


日本は武器供与ができない

 記事内にある画像は日本テレビ『ミヤネ屋』のテレビ画面を撮影したものであるが、ここに表示されている「安全の保証を担う国」とは、停戦協議においてウクライナ側が提示したものだ。NATOへの加盟をしない代わりにウクライナが攻撃された場合の武器供与などを条約として約束する国の一覧だ。

 国連安全保障理事会の常任理事国とNATO加盟国が中心で、そこに防空システム「アイアンドーム」や武器供与を現在も求めているイスラエルを加えたもので、憲法により武器供与を約束する条約を批准できない日本が加わるはずがない。

 ロシアと中国が加わっているが、これは国連安全保障理事会の常任理事国5カ国すべてから約束を取り付ける必要があることと、アメリカなど大国から軍事的支援を受けたとしても、ロシアと中国が相手国側に付いて世界を二分する対立が生じる可能性があるからだろう。

 ツイッター速報Bは連日に渡りロシアとウクライナ双方のプロパガンダを流しており、明らかに事実ではない5ちゃんねるスレッドを使ってまとめ記事を量産している。今回は日本人のウクライナに対する感情を悪化させる意図が感じられるフェイクニュースであり、これを拡散しているアカウントも同罪だ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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