朝日新聞さんが立憲・西村幹事長応援演説の惨状をバラす「聴衆は2人だけだった。拡声機の大音声は空に吸い込まれた」

政治・社会

小山田氏ツイッターより


 参院選公示前、石川県選挙区の応援に入った立憲民主党・西村智奈美幹事長の演説に、聴衆が2名しかいなかったことが朝日新聞デジタル15日付けの記事で分かった。

なぜ野党は勝てないのか 「らしくない」候補立てた選挙区で見た現実 [参院選2022]:朝日新聞デジタル
 聴衆は2人だけだった。

 参院選公示の5日前の6月17日。金沢市のベッドタウン、石川県津幡町に立憲民主党の西村智奈美幹事長がやってきた。大型の商業施設が集まる一角で、党公認で石川選挙区に立つ新顔の元行政書士、小山田経子氏(44)とともに、マイクを握った。

 演説が始まっても、人は集まらない。約10分間の演説を立ち止まって聞いたのは2人。

 「今の暮らし、今の政治、ほんとにこのままでいいでしょうか」

 「女性の政治家が生活者の目線で政治を変え、政策を見直す。その力をつけていかなければ」

 西村氏が力を込めるたび、「そうだ」と合いの手を入れる小山田氏。拡声機の大音声は空に吸い込まれた。

若い女性、だけでは通用しない

 西村幹事長の不人気ぶりは今に始まったことではないが、候補者の小山田経子氏も4月24日投開票の石川選挙区補選で「受け入れられていない」ことが分かっていた。わずか2カ月後の再挑戦であったが、補選よりも得票率を落としてトリプルスコア以上の歴史的な惨敗を喫している。

 街頭演説に関しては支持母体などの動員がかからない限り、どこの党も人が集まらない。極論、集める必要はない。既に投票先が決まっている支持者を何百人集めても意味はなく、立ち止まらなくとも人が多く通り過ぎる場所で演説して、名前を覚えてもらう方が得票につながりやすいからだ。

 だが気になったのが、朝日新聞デジタルに掲載された写真を見ると車上に支持母体「連合」の旗が見える。街宣車そのものも連合所有であるのに、動員どころか組合への通知も回っていなかったのではないか。それでも買い物客などで賑わう時間帯に聴衆2名は厳しい。

 保守王国である石川県では、ただ若い女性という触れ込みでは受け入れてもらえない。そんなことは分かり切っていたのに、県連代表の近藤和也衆院議員のツイッターでは小山田氏を「つねちゃん」と呼んで、デレデレした写真を連日アップしている。

 勝つ気があったとは思えないし、そんな場所に呼ばれた西村幹事長が不憫でならない。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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