東京新聞・望月衣塑子記者「秋葉原で20087人が死亡」加藤智大死刑囚の刑執行で痛い誤記、生い立ちを理由とする危険な同情論も

政治・社会



 東京新聞の望月衣塑子記者は26日、2008年に秋葉原で7人が死亡、10人が重軽傷を負った無差別殺傷事件で殺人などの罪に問われた加藤智大死刑囚の刑が執行されたことを伝える自社の記事をツイッターで引用し「複雑な生い立ちだった。更生求めない死刑でいいのか、改めて疑問だ」と死刑囚に同情し死刑制度に反対する投稿を行った。

 その中で望月記者は「秋葉原で20087人が死亡」と誤って記述していたが、数時間後に「2008年に7人が死亡」と訂正して再投稿した。


生い立ちを犯行理由とする危険な同情論

 誤記は仕方ないとして、望月記者はこれ以降も複数回に渡り死刑制度に反対する投稿を行っている。その内容は一般的な廃止論とは違い死刑囚に同情するもので、これだけの無差別殺傷を行った人物が更生できると妄信しているようだ。

 まず加藤死刑囚について「複雑な生い立ちだった」と犯行と結び付けるのは間違いで、犯行動機は掲示板で自分に成りすましたり嫌がらせをする"荒らし"を止めさせるという身勝手なものだった。この誤った同情論は、安倍晋三元総理を銃撃した山上容疑者に関する報道でも見られる。

 同情論を展開する傾向は「エリートコース」を歩んできた大手メディア関係者などに多く見られる。こういう人たちからしたら、家庭が裕福でなかったり家族の問題を抱えることが凶悪犯罪に直結していると思っているのだろう。多くの当事者が自立して自分の人生を歩んでいるわけで、無差別殺傷の死刑囚などと同じカテゴリーに分類されるのは迷惑でしかないだろう。

関連:東京新聞・望月衣塑子記者『新聞記者』めぐるトラブルを釈明「取材でお借りした資料は全て返却、ドラマの内容には関与していません」
関連:東京新聞・望月記者がデマ拡散「池袋暴走の息子は安倍の秘書、孫はレイプ犯」RT削除逃亡←ネットの轢き逃げ

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう