河野太郎大臣「今晩遅くなるので、会見は金曜日にします」→時事通信「記者会見せず 官邸指示を拒否」指摘受け見出し変更

マスコミ・報道



 10日に発足した第2次岸田改造内閣で再入閣した河野太郎デジタル担当大臣が、他の閣僚含め慣例的に同日夜に予定されていた就任会見について「今晩遅くなりそうなので、会見は金曜日にしますね」と伝え記者の了解を得ていたにもかかわらず、時事通信が『河野デジタル相、記者会見せず 官邸指示を拒否』と誤ったタイトルで報じていたことが分かった。


タイトル変更も説明なし

 河野大臣は以前から、閣僚発表当日の深夜会見だけでなく、新大臣が深夜に初登庁し職員が出迎える慣習にも苦言を呈していた。

 ある意味で河野大臣の意向は記者も分かっていたわけで、これを「会見拒否」と報じるのは不正確だ。会見日を金曜日としたのも、水曜の深夜と休日である木曜日を避けたことによるもの。

 指摘を受けた時事通信はタイトルを変更し『河野デジタル相ら、記者会見せず 官邸は「改造当日」指示』と改めた。河野大臣の他に斉藤鉄夫国土交通大臣も会見を別日としたため「河野デジタル相ら」とし「拒否」としていた部分を削除した。

 時事通信は記事タイトル訂正の経緯については説明していないが、そもそも災害などの危機対応でもない就任会見を深夜に行うことに意味はない。記者側としても翌日か別日の日中が都合が良いはずだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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