安倍元総理国葬儀の案内状「出席の返信が少なかったから元職にも急遽発送」は誤り、発送時期の時系列に決定的な矛盾

政治・社会



 安倍晋三元総理の「国葬儀」の案内状が、現職国会議員だけでなく元職(元衆参国会議員)にも届いていることがネットで話題となっている。

 また、この案内状の返信期日の部分が修正テープで消され手書きで「13日(火)」と書き換えられていることについて、元衆議院議員で昨年の衆院選で立憲民主党公認で出馬した井戸まさえ氏がツイッターで「出席での返信が少なかったから、元職にも急遽発送?」と憶測をツイッターに投稿し、修正テープを削って元の日付け「8日(木)」を露出させ「戻りハガキの状況を見て、期限延長、速達対応を決めたんだろうね」としているが、これは時系列からしても完全に誤りである。
井戸氏の投稿➀「出席での返信が少なかったから、元職にも急遽発送?」
井戸氏の投稿➁「戻りハガキの状況を見て、期限延長、速達対応を決めたんだろうね。」

時系列的に矛盾が多い"憶測"

 松野博一官房長官は12日午前の記者会見で、案内状の発送は先週(5日以降)から順次発送し、日付けの修正については「事務作業の都合上」と説明している。先週5日以降からの発送とすれば、井戸氏ら元職に届いた理由を「8日(木)。その1日、2日前に戻りハガキの状況を見て」というのは時系列的にも無理があり完全に否定できる。

 また、修正テープは現職国会議員の案内状でも確認できるため、返信が少なかったことから元職宛てに返信期間を延長して急遽発送したということも考えにくい。そもそも現職議員へ案内状が届いたのは国葬儀を議題とした衆参の議院運営委員会が開かれた翌日の9日である。現職には議員会館事務所があるため院の職員が直接届けることができるが、元職は各地方に散っているため速達で届けている。10日に速達で届いたということは、現職国会議員に配れたと同時の9日に発送されている。
 このことは井戸氏も把握しているが、どうして無理筋の憶測を流したのか。

 現職元職への発送より早く各界代表らに発送されたと仮定しても、5日以降の発送で8日が期限だったとは考えにくく、これは国会での説明を求められたことで閉会中審査の日程の都合上、発想予定を遅らせていた可能性が高い。少なくとも返信が少なかったという憶測は否定できる。

 案内状を巡っては、SNSに写真付きで欠席を表明する野党議員の振る舞いなどが批判の的となっている。井戸氏のように修正テープを削って公開してしまうのも常識外れの行動で、国葬儀の在り方に対する反対意志と、こういった行為は別の問題ではないかという意見がネット上では多い。

 いずれにしても、誤った情報は速やかに訂正していただきたいものだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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